Lead、新元号に“日昇”を提案? 高難易度ダンスで魅了した『Be the NAKED』発売記念イベント

Lead、30thシングル発売記念レポ

 記念すべき通算30枚目のシングル『Be the NAKED』(アニメ『火ノ丸相撲』オープニングテーマ/TOKYO MX、AbemaTVほか)を1月30日にリリースした、ダンス&ボーカルグループ・Lead。デビュー17年目にして初めてアニメのオープニングテーマに起用されたタイトル曲は、アニメの世界観ともリンクするストロングなサウンドや言葉の数々、“モザイクダンス”と命名されたキャッチーなサビの振り、そして全編を彩る難易度の高いフットステップと、攻めのスタンスを感じさせる1曲だ。1月29日には池袋サンシャインシティ噴水広場で、そのリリースイベントが開催された。

 ステージの噴水が高く吹き上がる中登場した3人がまず披露したのは、「Be the NAKED」の前作「Bumblebee」。恋心をつややかなファンクサウンドにのせて歌い上げていく同曲。“ダンス職人”グループらしいタイトなパフォーマンスを展開しつつ、吹き抜けの上階へも笑顔を向ける古屋敬多、ラップしながらLeaders(Leadファンの愛称)を煽る谷内伸也、フェイク交じりのハイトーンが冴える鍵本輝と、三者三様に観客を魅了していた。

 MCではまず「みなさん、インフルエンザ大丈夫ですか? 僕たちはもう1回なったんで大丈夫ですが」(敬多)、「その件では本当にご迷惑をおかけしました……」(輝)と、先日2人のインフルエンザをきっかけにイベントが中止になったことをお詫び。そしてオンエアがスタートしたばかりの『火ノ丸相撲』について「映像と『Be the NAKED』の音がぴったりハマってたのは嬉しかったね」(輝)、「きたきたきた! みたいな感じで、興奮しましたよね! ちっちゃい頃に大好きなアニメが始まったときのワクワクする気持ちを思い出した」(敬多)と、コラボの完成度に嬉しそうな表情を見せていた。

 2曲目にはその「Be the NAKED」をドロップ。リリースイベントでもすでに披露されているためか、Leadersもオープニングの〈ナナナ…〉をメンバーと息ぴったりでシンガロングしていた。EDMテイストのサウンドや『火ノ丸相撲』の主人公・潮火ノ丸をイメージしたという〈鬼のようこの体燃やして get it on〉といった歌詞が、これまでになく強さを感じさせる同曲。RADIOFISHのShow-heyによる振付の見どころといえば、まず曲全体を通してさまざまな形で展開されるフットステップだ。

Be the NAKED / Lead【Music Video】

 手振りがメインとなることが多い国内アーティストのパフォーマンスの中では異彩を放つこのダンスだが、(「U.S.A.」を手がけた)多田卓也監督によるMVはもちろん、生で見て改めてその迫力に圧倒された。またMVにはない振付で、間奏で3人が向かい合って踊るパートに漂うダンスバトルのような緊張感も印象的だった。そして先輩であるDA PUMPの“いいねダンス”にあやかって命名されたという“モザイクダンス”は、本人たちいわく「腰の辺りを優しく愛でる感じ」で手を動かすのがポイント。囲み取材では「ちょっときわどいというのもありつつ、僕たちの今の年齢だからこそできるダンスなのかな」(輝)とも語られていたが、キャッチーでありながら全体としては高難易度のパフォーマンスに惜しみない拍手が送られていた。

 「暑いですね! “NAKED”という曲なので、みなさんも暑かったら1枚や2枚脱いでもらっても……!?」(輝)とユーモアを交えながらも、昨年から制作に入り、ようやく日の目を見た同曲について「曲はもちろん、ジャケット写真やMVも細部にまでこだわって作った作品」(輝)と自信をのぞかせる。さらに「30枚目のシングル。気づけば30枚目、1月30日リリースで、僕らの平均年齢は30歳。(ステージの後ろに掲げられた)この横断幕も30mあるんですよ」(敬多)と、偶然そろった(?)同作ゆかりの数字についてのトークも。

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