Little Glee Monsterが語る、2018年に遂げた飛躍と個々の成長「今のリトグリは何色にもなれる」

リトグリが語る、2018年の飛躍と成長

 Little Glee Monster(略称:リトグリ)が、本日1月16日に4thアルバム『FLAVA』をリリースした。

Little Glee Monster 『恋を焦らず』Short Ver.

 前作『juice』(2018年1月17日リリース)からスタートダッシュを切った2018年は、1年通して多くの人の耳に届いた2018年『コカ・コーラ』イメージソング「世界はあなたに笑いかけている」をはじめ、初のアリーナツアー『Little Glee Monster Arena Tour 2018 - juice !!!!! - 』や同じく初の海外単独公演『Little Glee Monster Asia Tour 2018 - juice!!!!! - 』と、国内はもちろん、海外にも彼女たちの歌声を届けられた1年だった。

 そして昨年末は2年連続出演となる『NHK紅白歌合戦』にてパフォーマー200人を引き連れた壮観なパフォーマンスを披露し、2019年2月には2年振りの日本武道館公演『Little Glee Monster Live in BUDOKAN 2019〜Calling Over!!!!!』2DAYSが控えるなど、2018年から2019年へ、その勢いはとどまることを知らない。

 そんな様々な挑戦があった2018年の振り返りから、最新作『FLAVA』、そして武道館公演まで、メンバー個々が見つけた“歌に対する新たな発見”やデビュー5周年を見据える“今のリトグリの強み”について語ってもらった。(編集部)【最終ページに読者プレゼントあり】

「2018年は『本当に駆け抜けた1年』」(芹奈)

【左から】かれん、MAYU、芹奈、manaka、アサヒ

ーー2018年はリトグリにとってどういう1年だったと思いますか?

芹奈:本当に駆け抜けた1年でしたね。

他のメンバー:(強く頷きながら)うん。

芹奈:去年の紅白(『第69回NHK紅白歌合戦』)まで、本当にあっという間でしたね。そのあっという間の中にもいろいろ大きな課題があったので、自分たちにも成長できた1年だったと思います。

ーー思えば2017年終盤に「Jupiter」がドラマ『陸王』(TBS系)の劇中歌に起用されたことで、すごく良い流れで2018年に入っていけましたものね。

芹奈:うん、そうですね。始まりから終わりまで、本当に最高の1年でした。

ーー2018年の2月、3月には横浜と大阪でアリーナツアー『Little Glee Monster Arena Tour 2018 – juice !!!!!–』がありましたが、あれからまだ1年も経ってないんですものね(参照:Little Glee Monsterが横アリ公演で見せた、ポジティブな空気に満ちたステージ//Little Glee Monster、“様々な挑戦”が結実 アリーナツアー千秋楽を見て)。

かれん:そっか、確かに。

ーーあのアリーナツアー含めて、とにかくライブが面白い1年だったとも思います。『MTV Unplugged』という新たな挑戦もありましたし(参照:Little Glee Monster、日々の研鑽で掴んだ憧れのステージ ブルーノート東京で魅せた特別な一夜)、夏には初のアジア単独ツアーも経験。9月から12月にかけてはホールツアー『Little Glee Monster Live Tour 2018~Calling!!!!!』もありました。それぞれカラーが異なり、ちゃんと今までとは違う側面を見せられたんじゃないかなと思います。

manaka:特にホールツアーは、初めてライブに来てくれた方が圧倒的に多かった印象が強くて。

ーー僕は千葉・松戸公演(11月10日開催)に伺いましたが、あの日のMCで皆さんが「初めてリトグリのライブに来た人?」と問いかけると、かなりたくさんの手が上がっていました。

manaka:そうでしたね。ずっと応援してくれているファンの方と、いろいろなところで知って初めてライブに来てくれた方が集まったあの光景を目にしたときに、私たちが思っている以上にリトグリを知るきっかけが去年もたくさんあったんだなということを実感できました。

ーー関東でもまだこんなにたくさん「リトグリのライブを初めて観た」という人がいる事実に驚きましたし、つまりそれは「リトグリのライブを観たい」という人が着実に増えているという表れでもあるわけですものね。

かれん:そうやって新規のファンの方が増えているというのは、本当にうれしいですね。

「背中から感じる歌の音圧がものすごくて」(アサヒ)

ーーまた、昨年は1年間通して「世界はあなたに笑いかけている」という曲を、さまざまな場面で耳にする機会がありましたし、そこからファンになったという人も少なくないのかなと。1年かけて大事に育ててきたことで、あの曲はリトグリにとっての新たな代表曲になりましたよね。

芹奈:はい。昨年は本当にずっと、「世界はあなたに笑いかけている」を歌っていた印象が強いです。年末は特に、毎日のようにいろんな音楽番組やライブで歌わせていただきましたし。

Little Glee Monster 『世界はあなたに笑いかけている』Short Ver.

MAYU:あの曲自体のリリースは8月でしたけど、実際には春から歌っていたので、1曲をこんなに長い期間、いろんな場所で歌うのも初めての経験でした。

ーーそういった地道な活動も、ライブでの新規ファンにつながったと思います。それに加え、2018年はいろいろな音楽賞でリトグリが評価される機会も増えました。一番近いところですと、年末の『第60回 輝く!日本レコード大賞』で「世界はあなたに笑いかけている」が作曲賞を受賞しましたし、その前には『MTV VMAJ 2018』での最優秀撮影賞、海外でも『2018 MTV EMA (Europe Music Awards)』でベスト・ジャパン・アクト賞をそれぞれ受賞しました。

かれん:どれもうれしかったですし、名前を挙げていただけたこと自体がありがたくて。

芹奈:うん。そういう賞をいただくことによって、「ちゃんと私たちがやっていることが実になっているんだ」とか「ちゃんと爪痕を残していけているんだ」っていう実感がすごく湧くので、本当に選ばれたことはうれしかったです。

ーーちゃんと形として結果を残せた1年になりましたね。そんな1年の締めくくりには、『NHK紅白歌合戦』に2年連続で出場できました。200人の学生と一緒に「世界はあなたに笑いかけている」を歌う絵は、ただただ圧巻でした。

芹奈:初めてリハーサルするときは、200人がどれくらいなのか想像もつかなくて。「どんな感じなんだろう?」と思ってたけど、実際に歌ってみたらすごい圧倒されて。

アサヒ:実際、背中から感じる歌の音圧がものすごかった。

芹奈:あの人数の方々と一緒に歌うこと自体が初めてでしたし、しかもそれを紅白という場でやれたのが本当にうれしくて。もう二度とないかもしれないっていうくらいの経験だったので、すごく楽しかったですね。

ーー最初に芹奈さんが「駆け抜けた1年だった」とおっしゃいましたが、これだけいろんな活動が続くと、そのぶん充実感も大きかったんじゃないかと思いますが?

芹奈:すごいありましたね。そういう意味でも、2018年は本当に恵まれた1年だったと思います。

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