『キラッとプリ☆チャン』まで一堂に会したドリームライブ 伝説のアイドル セインツ登場に感動の嵐
『プリティーシリーズ』の恒例ライブ「み〜んなでキラッとプリティーライブ2018」が、12月9日に幕張メッセ 国際展示場にて開催された。2011年からスタートした『プリティーリズム』シリーズと、2014年からスタートした『プリパラ』シリーズ、そして2018年からスタートして現在放送中の『キラッとプリ☆チャン』が初めて一堂に会すドリームライブは、会場も過去最大級となり、出演キャスト数総勢は29名、合計動員数は1万3000人にも昇った。本稿では、本公演の昼の部をレポートする。
トップバッターとして登場したのは、『キラッとプリ☆チャン』主題歌を務めるRun Girls, Run!。 「キラッとスタート」で会場の熱を上げ、小鳥のような足取りで軽やかに、飛んで跳ねてオーディエンスを魅了する。自己紹介を挟んで新曲「Go! Up! スターダム!」を初披露し、爽やかな笑顔を残してステージを終えた。続いて登場したわーすたは「プリティー☆チャンネル」「KIRA KIRA ホログラム」とアッパーな楽曲でフロアを煽る。視聴者からダンスビデオを公募していた楽曲だったこともあり、大人も子供の盛り上がっている。「みんなもっと盛り上がっていきましょー!」と手拍子で一体感を生み出していた。
オープニングVTRが流れたあとは、そらみドレッシング(茜屋日海夏、芹澤優、久保田未夢、山北早紀、渋谷あずき、若井友希)が登場し、「Memorial」がスタート。『アイドルタイムプリパラ』最後のオープニングテーマであり、『プリパラ』シリーズのレガシーが全て詰め込まれたこの楽曲が、再び「み~んな友達、み~んなアイドル」のスピリットを掲げて、会場に風を吹かせている。熱い気持ちが蘇る。ここからはアイドルソロ曲をDJ MIXスタイルのようにショートカットで繋いでいく怒涛の『プリパラ』アンセムタイムに突入。『プリパラ』から、南みれぃ(芹澤)の「ぷりっとぱ〜ふぇくと」で怒涛の「ぷぷぷ、ぷぷりぷりー!」コールや、そふぃ(久保田)による久しぶりの“クールそふぃ”ボイスに客席中が撃ち抜かれたりと、劇中のライブ以上の盛り上がりを見せる会場に、みちる(山田唯菜)、にの(大地葉)、ゆい(伊達朱里紗)、しゅうか(朝日奈丸佳)の『アイドルタイムプリパラ』チームがさらに火をくべていく。その熱狂を一度に全てかっさらっていく紫京院ひびき(斎賀みつき)の圧倒的なカリスマ性たるや!
その後、2人での曲に切り替わり、ライブはますます熱を上げていく。『プリパラ』シリーズでも屈指の人気を誇る、黒須あろまと白玉みかんによるアロマゲドンが登場。「でび&えん☆Reversible-Ring」を皮切りに、らぁら(茜屋)とゆいが初共演を果たした思い出の楽曲「ブランニュー・ハピネス!」。芹澤と若井の二人が、『プリパラ』とは違う役(あんな/さら)として『キラッとプリ☆チャン』で歌う「Play Sound☆」も別のキャラクターとして完成されていてゾクゾクさせられた。
ここからは3人以上のチーム/グループ編成ゾーンへ。男子プリパラチームWITHも大地が震えんばかりの「いいぜ!」コールを受けながら登場し、スタイリッシュなダンスと歌でホール中を沸かせた。メルティックスター(芹澤/若井/森嶋)はライブ当日のテレビアニメで初OAされた「寝ても覚めてもDREAMIN‘GIRL」を、ミラクル☆キラッツ(林/久保田/厚木)もライブ初となる「乙女アテンションプリーズ」というサプライズでクリスマスを盛り上げる。
そしてマイ☆ドリーム(伊達/山田/大地)が炭水化物ソングこと「ハートフル♡ドリーム」で、〈パン、ごはん、麺類!〉をゴンドラで会場中を移動しながら煽った後は、ゆい、にの、みちる、ファララ、しゅうか(伊達/大地/山田/佐藤/朝日奈)で「ラッキー!サプライズ☆バースデー」のクリスマスバージョンの「ラッキー!サプライズ☆クリスマス」をこの日だけ特別に披露するなど、ファンにはたまならい構成が続く。さらに、事前に開催されていた「プリズムストーンドリームチーム選抜総選挙(2018年開催)」の上位3名によるスペシャルユニット、ドロマゲドン・ひ(澁谷・牧野・斎賀)が登場し、この日のために書き下ろされた新曲「スター☆ア・ラ・カルト」を披露。癖の強すぎる3人だけに、小芝居をしながら「ドロシー!」「デビデビデビデビー!」とコール合戦が挟まれるミュージカル調カオスな展開を、ひびきが掻っ攫っていくという展開に会場中が笑顔となった。