洋楽的構造×フォーキーな歌詞が魅力、アイラヴミーという新たな才能との出会い

サウンド、メッセージ、キャラクターという三位一体

 まだ何者でもないミュージシャンがアーティスト活動をしていると、いろんな意見、一見正論とも言える様々な助言を受け止めることになる。〈変わりたいと勇気出すけどすぐに折れる 前の方が良かったとか思われるかなとか 今までの自分の置き場とか〉。アイラヴミーのアルバム『セーブミー』収録の1曲目「うるさいな、わかってる」は、そんな思いを素直に歌にしたナンバーだ。

アイラヴミー - うるさいな、わかってる MV

 ライブではK-POP男子風なファッション、ルックスがチャーミングなベーシスト井嶋素充(物販でトークした際のやりとりも好印象!)、そしてギターをトリッキーに横に設置してプレイしたり鍵盤にも長けた、ハットが似合うファッショナブルなギタリスト野中大司というメンバー(ドラマーはサポートメンバー)。ライブでも衝撃だった〈死にたいなんて思ってしまうにはまだ早いぞ 逃げてからにしろ 立ち向かうことだけが強さじゃない 嫌なこと全部 全力で放棄しろ〉という「逃げるが勝ち宣言」によって解放する救いの歌が持つ音楽の力。サウンド感、メッセージ性、キャラクターの強さ、アイラヴミーの可能性は無限大だ。そのネクストステップを報告できる機会は、そう遠くはないはずと確信する。

アイラヴミー『セーブミー』トレーラー

“ファン拡大”をテーマにクラウドファンディングを実施中!

 とはいえ、まだファンはそんなに多くはなく現在進行形で活動を広げているアイラヴミー。ただいま“ファン拡大”をテーマに飛躍の年となる2019年へ向けてクラウドファンディングを実施中だ。ユニークなのは、様々な特典をサービスしながらも、“O円”でも気持ちをサポートできるプランを用意していること。期限は2019年1月8日夜まで。現在達成度は42%(←ガンバレ!)。アイラヴミーのアーリービリーバーになるなら今だ。

■ふくりゅう(音楽コンシェルジュ)
Yahoo!ニュース、J-WAVE、ミュージックマガジン、Spotify、音楽主義などで書いたり喋ったり選曲したり考えたり。会員制サイト『BOØWY HUNT』で、関係者によるBOØWY伝説を裏付けるドキュメンタリー「BOØWY STORY ARCHIVE」を連載中。Spotifyで公式プレイリスト『キラキラポップ:ジャパン』を毎週火曜日更新で選曲中。
https://twitter.com/fukuryu_76

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