BIGBANG G-DRAGON、SOL、D-LITE……グループと異なる個性をソロ活動でどう見せる?

『G-DRAGON 2017 WORLD TOUR IN JAPAN』(DVD2枚組・スマプラ対応)

 5人のメンバーのうち4人が入隊し、実質グループ活動を休止しているBIGBANG。現在、末っ子であるV.I(SEUNGRI)が入隊前最後のメンバーとしてソロ活動を行っている。

 数多くあるK-POPグループの中でもセルフプロデュース系として確固たる地位に立つ彼らだが、BIGBANGはデビュー後、比較的早い時期からメンバーのソロ活動を精力的に行ってきている。今回はBIGBANGのメンバー・G-DRAGON、SOL(TAEYANG)、D-LITEのソロ活動に注目して、それぞれの個性を考察してみたい。

“BIGBANGの顔”G-DRAGON

G-DRAGON - HEARTBREAKER M/V

 “BIGBANGの顔”といえばグループのリーダーであり、プロデュースも担っているG-DRAGONだろう。2009年にリリースされた初のソロ作品『Heartbreaker』は爆発的に売れ、『2009 Mnet Asian Music Awards』でアルバム・オブ・ザ・イヤーを獲得した。

G-DRAGON - '무제(無題) (Untitled, 2014)' M/V

 音楽性はBIGBANGの延長線上ではあるが、高音ラップ、ユニークなヘアやファッション、メイクと、MVを彩る世界観のすべてに彼の個性が溢れている。彼自身がG-DRAGONというブランドといったイメージだが、2014年に発表した「無題 (Untitled, 2014)」はバラード曲で、“ラッパー・G-DRAGON”とは違う魅力を発揮している。

ソウルフルなボーカリストSOL(TAEYANG)

TAEYANG - WHERE U AT M/V

 BIGBANGのボーカルラインのひとりであるSOL(TAEYANG)は、2008年に1stミニアルバム『HOT』をリリースし、ソロ活動を開始している。ワイルドで野生的なビジュアルに、甘い声にソウルフルで力強い表現力のボーカルスタイルが彼の持ち味だ。

TAEYANG - ‘WAKE ME UP’ M/V

 2009年の「Where U At」では歌の表現やスタイルにもまだまだ幼さを感じさせるが、2017年にリリースされた「WAKE ME UP」では濃厚で大人なSOLの姿が見ることができる。BIGBANGや自身のソロ活動で長い時間を重ねてきた中で、歌、表現、声、スタイル、すべてにおいて成熟されてきたのだろう。

関連記事