安室奈美恵は“コンサート”と“ファン”によって育てられたーーラジオで語られた感謝の思い

 安室奈美恵が、9月8日放送の民放ラジオ101局特別番組『WE LOVE RADIO, WE LOVE AMURO NAMIE』にゲスト出演した。同番組のテーマは「安室奈美恵のMUSICと私」。9月16日に引退する安室に対して、リスナーが思いを届ける特別番組だ。

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 「安室ちゃんは人との出会いのきっかけにもなったヒーロー」、「19歳のときに『SWEET 19 BLUES』に出会い、それから大切なときに現れては私を癒してくれた」など、リスナーからは「安室の楽曲で前向きになれた」というメッセージが特に多かったという。安室はメッセージに対して「本当に本当に嬉しいです。曲をそういうふうに聞いていただけてるならばこんな光栄なことはないなって思います」と述べ、「その年々で、同じ曲を歌っていても違う解釈の仕方をすることもある。経験も増えてる分、10代の時に歌った『SWEET 19 BLUES』も20代とは違う感覚だし、25周年ライブで歌ったときは、若い子たちに“大丈夫だよ”って気持ちで歌わせてもらって。19歳のときはリアルな私で、人のことまで考えてあげられるような状態じゃなかったと思うので……。経験も年も重ねて曲ってこうやって自分の中で色褪せずに、一緒に成長していってるんじゃないかなって」とコメントした。

 他には、コンサートについて書かれたリスナーからのメッセージも。コンサートについて聞かれると「年々楽曲の詞の世界観が、自分とリアルに重なることが多かったので、ファンの皆さんと共有できるスペースがあるっていうのは、こんなに楽しくて嬉しいことは他には絶対ないと思っちゃうので……最高ですね」と話した後、「ライブに関しては、いちばん楽しい場所でもあったし、その居場所を作ってくれたのはファンの皆さん。初めて、“自分の居場所がここなんだな”って感じさせてくれたのがコンサートで。ファンの皆さんがいないとそのステージには立てないので……」とコンサートへの思いを感慨深く語った。安室はメディアの露出を控えるようになった一方で、コンサートでの活動を勢力的に行っていた。また、コンサートは、MCがほぼ無いことで有名だ。そうしたところからも、彼女はトークなどでファンと交流するより、楽曲やパフォーマンスを通してファンと強く繋がることを願っていたように思える。

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