GENERATIONSはなぜ多くのファンを魅了する? “青春のきらめき”感じる7人の個性を分析

 そして、GENERATIONSの無限の可能性を感じさせるのが、中務裕太の存在だ。うまい棒のシャトルイートであっぱれな数字を叩き出したり、罰ゲームのタガメをなんの抵抗もなくバリバリと食べたり。毒舌ナレーションで「裕太の心臓はエイリアン級」と評されるほど、彼の行動はいつだって予測不可能。そして、いつも驚くべき結果を見せてくれる。どんなチャレンジングな企画も、裕太が「できるやろ」と率先して動き出すので、グループ全体に勢いが付く。まさにGENERATIONSの起爆剤とも言える存在。誰よりも自由人でありながら、誰よりもメンバー愛が強いという点でも、彼がGENERATIONSの絆を深めているように見える。

 これほどの個性が集まれば、異なる意見も出るはず。それでも正直に言葉を交わし、お互いを理解しようと全員が努力してきたからこそ、今の仲睦まじいGENERATIONSへと成長したのをだろう。そこにあるのは、彼ら自身が持つ表現することへの情熱。そして同じ夢へと走り続ける仲間へのリスペクト。そして何よりも、そんな彼らを見守ってきたファンへの愛。彼らを見つめることで、私たち自身も青春の真っ只中にいるようなキラキラとした時間を体感できる。7人7色のキャラクターを楽しみながら、エンターテイナーとして大きく羽ばたいていく姿をこれからも応援したい。

(文=佐藤結衣)

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