関ジャニ∞を愛さずにはいられない 新曲「ここに」とドームツアーから滲み出る“がむしゃらさ”

 番組では、笑いでファンを楽しませようとしたものの、無念な結果に終わった丸山隆平の話も飛び出す。「丸山さんかわいいんですよ、人知れず落ち込んでたりするんですよ。“大倉としゃべったら、たのしーわー”みたいな。こんだけ付き合ってきて、今さらそんな事言う? って(笑)」。大倉と共にパーソナリティを務める高橋優も、そんな微笑ましいやりとりに思わず「わー、なかよしだね!」と愛しさを募らせる。結果はともかく、全力で挑む姿に、人は心を動かされてしまうもの。だとすれば、いつだって“ズッコケ男道”な部分も楽しませてくれる関ジャニ∞を、愛さずにはいられない。

 体調が心配される安田は、ジャニーズ公式ケータイ・スマホ専用コミュニケーションサイト内で、率直な想いを綴っている。身体が今どのような状態なのか、その病を前に自分が何を感じたのか。そして、長年共に音楽を作り続けてきた渋谷のことも……。彼らしい明るい口調ではあるものの、ズシリと重さを感じる言葉たち。「たったイマ。起きてることにどれだけエネルギーを使って向き合うか。先のことはなんもわかんない。だから、イマ、を できること。を 必死にやる」。そう、関ジャニ∞に足踏みなど似合わない。今夜のライブも、そしてこれからの関ジャニ∞の歩みも、予定調和なんかじゃないのだから。いつだって必死に、全力で、がむしゃらに。いつだって今、ここから〈始まるんじゃない、始めるんだぜ!!〉。

(文=佐藤結衣)

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