BTS(防弾少年団)、“アイドル”としての強烈な魅力 Hulu配信番組『We Love BTS』から探る

 アイドルとアーティストの大きな違いは、端的に言えば、アーティストは曲だけを好きでもファンになり得るが、アイドルは曲やパフォーマンス“のみ”でファンになるだけではない。メンバー個人やグループそのものをも好きになることで、楽曲やパフォーマンスを含めた総合的なコンテンツとして愛するのではないだろうか。そういう意味では、BTSの世界的な人気の理由を楽曲やパフォーマンス“のみ”で理解しようとすることは難しいのかもしれない。彼らの楽曲やパフォーマンス自体もまた、彼らのパーソナリティやヒストリー、メンバー間の関係性を踏まえた上で味わうことでまた全く異なる側面が見えてくるのではないだろうか。

 8月に配信予定の『We Love BTS』第2回では、『BBMA(ビルボードミュージックアワード)』期間中にメンバーが個別に受けたインタビューも放映される予定だ。ティーザーを見る限りでは、メンバーへのより個人的な思いや、グループの世界的人気が急激に高まっていることに対する率直な気持ちなども語られるようだ。楽曲やパフォーマンスだけではなく、よりコアな彼らの内面的な魅力を知る手がかりになるかもしれない。

■DJ泡沫
ただの音楽好き。リアルDJではない。2014年から韓国の音楽やカルチャー関係の記事を紹介するブログを細々とやっています。
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