亀梨和也と高木雄也、『FINAL CUT』で見せる共通点は? アイドルとしての歴史滲む演技に迫る

 亀梨はデビュー前から舞台やドラマ出演を果たし、俳優としてのキャリアを積んできた。KAT-TUN人気が高まる中、相次ぐメンバーの脱退を経験。その都度マイクを向けられてきた。亀梨は何があっても動じずカメラの前に立ち、ごまかすことなく堂々とコメントを残してきた。その姿には、情報番組の司会者からも賞賛の言葉が寄せられたほど。何があっても冷静に力まず立ち向かうのが亀梨だ。

 一方の高木も、亀梨と同様にメンバーの脱退を乗り越えた一人だ。高木は演技経験が浅いまま『ごくせん』への出演が決定した。視聴者からの辛辣な評価もさることながら、自分自身に納得がいかなかった高木。もがき、葛藤した末にメンバーとの距離を置いた時期もある。そんな時もメンバーに支えられ、高木もグループを支え、日々の努力を積み重ねて現在のブレイクに至る。

 決して順風満帆ではないアイドルとしての歴史もまた、演技に滲みでているのではないだろうか。

 人生を終わらせる映像“ファイナルカット”、致命的弱点で相手を制すーー今後、『ザ・プレミアワイド』の司会者、百々瀬塁(藤木直人)や、小河原一家とどう対峙するのか、また、慶介の勤務先の副署長の高田清一郎(佐々木蔵之介)とどう関係性を築いていくのか、12年の時を経て動き出した男の復讐劇ははじまったばかりだ。

※高木雄也の「高」はハシゴダカが正式表記。

■柚月裕実
Web編集者/ライター。企画、担当編集、取材・執筆してます。
日本の男性アイドルの頑張りを見ては涙する30代。
始まりはSMAP中居さん。 KAT-TUN、NEWS中心の事務所担。年中HDDの整理と原稿書きに追われています。

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