乃木坂46、18th選抜で3期生大園&与田Wセンター起用の理由とは? グループの動向から分析

 乃木坂46が7月10日放送の『乃木坂工事中』(テレビ東京系)で、18thシングルの選抜メンバーを発表した。

 今回は17thシングル『インフルエンサー』の21名から3人減って18名、引き続きWセンター制を採用し、6人×3列のフォーメーションに。センターには3期生の大園桃子と与田祐希が抜擢されるサプライズが起こるなど、トピックも多く存在した。

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 3期生Wセンターという大きな変化を起こした今回の選抜は、どのような意味を持つのだろうか。リアルサウンドで乃木坂46系の記事を多数執筆し、『「アイドル」の読み方: 混乱する「語り」を問う(青弓社ライブラリー)』の著者でもある香月孝史氏はまず、大園と与田を起用した理由、2人のキャラクターについてこう解説する。

「3期生はこの半年ほど、1・2期生とは少し距離を置いて3期メンバーのみでの単独公演などを積み重ねてきました。大園さんと与田さんはいずれも、そうした場でセンターポジションを務め、3期の活動を牽引してきたメンバーです。3期生をグループ本体にどう合流させていくかは直近の課題のひとつでしたが、効果的に溶け込ませていく上で、3期生からセンターを選出するという結論が出たのでしょう。Wセンターにしたことで2人の精神的な負担も軽減できるでしょうし、また3期生メンバーを一度に複数名、周知できる機会にもなっています」

 さらに、同氏はフロントを白石・西野・齋藤飛鳥・堀が固める今回の布陣について、前向きに受け止めたうえでこう分析した。

「乃木坂46が現在の社会的認知を得る上で、生駒里奈さんや白石さん、西野さんなど、顔になるメンバーを長い間、固定し続けられたことは大きかったと思います。そのような意味で、まだ世の中に浸透していないメンバーに選抜の顔を託すことは大きな冒険です。ただ、大園さんと与田さん以外の選抜メンバーは1列目から3列目まで、センターやフロント経験も豊富で知名度の高いメンバーが多く配置され、センターの両サイドは前作のWセンターだった白石さんと西野さんが務めます。選抜メンバー全体として見た時に、グループのイメージを大きくは変えないまま、新しい世代の風を入れることができるのではないかと思います」

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