嵐 二宮和也、“表現者”としてさらなる高みへ 誕生日を機に1年間の変化を振り返る

 嵐の二宮和也が、本日6月17日で34歳の誕生日を迎えた。ネット上でも1カ月ほど前から「#二宮生誕祭」といったハッシュタグが徐々に盛り上がりを見せ、今週1週間はまさに“二宮バースデー週間”だった。そして誕生日当日は大阪でイベント『嵐のワクワク学校』が開催される。参加することができるファンは直接お祝いの気持ちを伝えることができる、ラッキーな年だ。

 二宮がパーソナリティを務めるラジオ『Bay Storm』(bayfm)6月11日放送回では、冒頭から「ハッピーバースデー俺!」と自分で自分を祝うところからスタート。6月28日にリリースする嵐の新曲「つなぐ」をオンエアするというサプライズを挟み、お祝いメッセージのコーナーへ。二宮にゆかりのある、または二宮が気になる人々からコメントが寄せられるという恒例行事だ。2007年倉本聰、2008年菊池桃子&竹中直人、 2009年逸見太郎、2010年松山ケンイチ、2011年本郷奏多、2012年豊川悦司、2013年鈴木福、2014年福士蒼汰、2015年Hey! Say! JUMP山田涼介、2016年照英といったバラエティ豊かなゲストに続き、今年はV6岡田准一からメッセージが到着。普段、二宮が岡田のことを「だーおか先輩」と呼んでいることへのクレームからはじまり、「ぜひ今年は大人のキャンプに行きましょう」というお誘いまで飛び出し、岡田からの愛情をたっぷり感じるコメントに二宮はもちろん、和んだファンは多いことだろう。

 6月14日放送の『VS嵐』(フジテレビ系)のオープニングトークでも、例年どおり二宮の誕生日にふれ、メンバー4人から1つ大きなプレゼントがもらえるとしたらという話題に。二宮が「家」と即答するも、もちろんあっさりかわされる。その後、大野智が提案した「ゲーム(をやる時に使うため)のクッション」というリアルなプレゼントに、二宮が不満げな様子を見せるという微笑ましいやりとりを見ることもできた。

 二宮和也にとって33歳の一年は、グループや自身と向き合いながら、力を蓄えた年であったように思う。演技に定評のある二宮だが、CMを除きレギュラー以外の目立ったソロ仕事やドラマ出演はお休み。櫻井翔や相葉雅紀といった多忙なメンバーたちに代わり、グループを支える柱のようにサポートにまわっていた。メンバー5人でいる時に進行役を務める機会も増えた。

 9年ぶりのアリーナツアー『ARASHI “Japonism Show” in ARENA』や5大ドームツアー『ARASHI LIVE TOUR 2016-2017 Are You Happy?』では、まばゆいアイドルとしての姿を披露してくれた。特に『Are You Happy?』ツアーでのソロ曲「また今日と同じ明日が来る」では、まるで一人舞台を観ているようなステージングに胸を打たれた。コンサートでもダンスと表情で見せる“アクター・二宮”としての表現の幅広さを感じるのだ。ドキュメンタリー映像ではソロ曲の練習風景も収められていたが、まるでスイッチが入ったように二宮の表情が一瞬で変わる。大野や相葉とふざけあうオフモードとは別人の顔だ。さらに、先日解禁された新曲「つなぐ」のMVでも、目を離すことができない不思議なオーラが放たれている。アイドル、そして表現者として一皮むけた印象だ。

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「アーティスト分析」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる