福岡の地が生む“外”へ向かうパワー HKT48の革新性は地方拠点がカギ?

 先日発売された『AERA』(2017年2月20日号)のインタビューでも、宮脇咲良が「九州拠点だからこそ、私たちは常に上昇しようというモチベーションを持っていられる。私は鹿児島出身だから福岡にも憧れがあって、その先にさらなる憧れの地・東京がある。夢に一歩ずつ近づく実感が持てるのが強みだと思います」と、日本の西端から全国へ羽ばたこうとする強い思いについて語っている。レジー氏は最後に、福岡拠点によるグループのさらなる活動の広がりに期待を寄せた。

「HKT48は、2015年には『HKT48 全国ツアー 〜全国統一終わっとらんけん〜 番外編 in 台北&香港』で初のアジア公演を行いました。福岡は東京に出るのと同じような感覚で東アジア全体を捉えている都市。HKT48は福岡拠点を生かし、東京〜全国はもちろん東アジアへ活動の幅を広げられる可能性のあるグループなのかもしれません」

 HKT48の革新性はエンターテインメントの追求と、地方拠点の概念に捉われないことで生まれた、グループのアイデンティティにある。福岡から全国、そして世界へ飛び出す可能性を秘めた彼女たちの今後に期待したい。

(文=編集部)

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