INABA / SALAS、スペシャルな友情が生む“幸福感” 「AISHI-AISARE」で見せる表情に注目

 B’zの稲葉浩志(Vo)と、ギタリストのスティーヴィー・サラスによるスペシャルユニット・INABA / SALAS。彼らは長年にわたる友人で、これまで互いのライブに出演し合ったり、稲葉のソロ曲「Okay」やソロアルバム『Hadou』にサラスが参加、またサラスの「Police On My Back」に稲葉が参加するなど度々親交を深めてきた。

 しかし実は、2人が楽曲全てを共作するのは1月18日に発売したアルバム『CHUBBY GROOVE』が初めて。「ルールはなしで、誰っぽくもないようなサウンドにしたかった。自分らしくもなく稲葉浩志っぽくもないサウンドを「楽しみながらやりたい」と思っていた」とサラスがインタビューで語っている通り、自由で遊び心溢れた作品になっている。(参考:【インタビュー】INABA / SALAS、「唯一のルールは“クールじゃなきゃいけない”」)特に注目したいのは、現在CMでオンエアされている「OVERDRIVE」と「AISHI-AISARE」だ。

INABA / SALAS “OVERDRIVE”

 ポルシェの「新型パナメーラ」のCMソングでもある「OVERDRIVE」は、ダンサブルなロックチューン。<天上かい? どん底なのかい? スイッチはON I’m in overdrive>という歌詞の通り、クラップに合わせて身体を動かしたくなる曲だ。MVでは2人がTシャツとジーンズ姿で街を歩く姿が見られ、気負わずに仲良く楽しくやろう、というユニットへの思いのようなものを感じた。

INABA / SALAS “AISHI-AISARE”

 そして、本日1月20日20時より放送の『ミュージックステーション 2時間SP』(テレビ朝日系)で披露する「AISHI-AISARE」は、「dヒッツ(R) powered by レコチョク」の「秘めた想い篇」CM曲としてもオンエア中のエモーショナルなラブソングだ。<他に好きなものなどない 君がいれば全てオーライ><愛し愛され生きる 愛し愛され死ぬ>という稲葉によるストレートな歌詞が、EDM調のアレンジでサラスのギターに乗せて歌い上げられる。MVはセクシーなダンサーをバックにレーザーとともに楽曲を演奏する様子が映したものになっており、「OVERDRIVE」とは異なる“大人の色気”を感じる。「ソロだと自分の納得いくまでやるんですけど、今回はいわゆるプロデュースされている感じですよね」と稲葉が前述のインタビューで語っている通り、同楽曲では2人の色気とともに「OVERDRIVE」同様、今回のコラボを純粋に楽しむ様子も垣間見えた。

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