小室哲哉がロンドンで迎えた“転換点”語る「どんどんヒットを生む格好良さに憧れた」
番組後半では、かつて住んでいた家があった場所を訪れ、現在の家主の好意で住宅の状態を見せてもらうことに。「ピアノを弾いて、パートナーを中心に他のミュージシャンがいいねと言ってくれる。TM NETWORKの『CAROL』はほとんどこの部屋で作りました」と明かし、その後は同作にパーカッションとして参加したスティーブ・シドルニクと再会し、昔話に花を咲かせた。
番組の最後には、『CAROL』に収録した「A DAY IN THE GIRL'S LIFE(永遠の一瞬)」をピアノの弾き語りで演奏し、同曲について「それまでの27〜8年間はなんだったんだろうというくらいグッときたし、ロンドンで作ってよかったと感じた」と語り、ロンドンについて「どんどん老いていくのはさみしいことであるのは普通なんですけど、歴史を積み重ねることも悪くない、歳を取っていくことも嫌じゃないと感じた場所」と締め、番組が終了した。
小室が旅を通じて、自身の原点と現在形を示した今回の放送。次回は駿河太郎が出演する予定だ。
(文=向原康太)