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ワンマンライブ『ダンスサミット“DREAM CRUSADERS”』レポート

東京パフォーマンスドールが『DREAM CRUSADERS』で見せた“積み重ね”と“次の進化”

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 東京パフォーマンスドールが9月16日、渋谷・TSUTAYA O-EASTでワンマンライブ『ダンスサミット“DREAM CRUSADERS”』を開催した。『DREAM CRUSADERS』は、彼女たちの活動初期からの流れをくむ『1×0』(ワンバイゼロ)や、昨年夏から開催していた『ネイキッド』に続く、東京パフォーマンスドールのライブシリーズ新章である。結成3周年を経ての新シリーズは、演劇とライブの融合からスタートした『1×0』と、装飾的な演出を抑えて力強い身体表現を見せてきた『ネイキッド』の双方の経験を積み重ねたからこその厚みを感じさせつつ、さらにその先の進化形を期待させるものになった。

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 『DREAM CRUSADERS』のシンボルとなる大旗を浜崎香帆、神宮沙紀の2人が高らかに振り、初披露の新曲「Stay Gold」で新シリーズの幕が開く。「東京ハッカーズ・ナイトグルーヴ」を経て、こちらも初披露の「La La Flags!」では全員がメンバーカラーを配した大旗を用いてのパフォーマンスを見せ、ダンスサミットが新たな章に入ったことを告げる。もちろん、この新章はこれまで駆け抜けてきた過去のライブシリーズの成果があってのものだ。すぐさま立て続けに披露される「DREAM TRIGGER」や「BRAND NEW STORY」などの楽曲では、ダンスサミットやさまざまなライブ、イベントで練り上げてきたからこその安定感を見せつけた。新しい進路を目指す今回の『DREAM CRUSADERS』が、3年間の蓄積に下支えされていることがうかがえる。

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 そうした蓄積は、ライブ中盤のレパートリーにも見てとれる。この日の公演は、架空のFMラジオ『FM CRUSADERS』のDJによって、「オンエア」される楽曲の合間に短いトークが挟まれる趣向になっているが、DJが「交通情報」へと誘導すると、そのナビゲートをふまえて「Airport」「青空のハイウェイ」の披露、そしてバラエティに富んだソロ・ユニット曲へと展開していく。一曲ごとに世界観も装飾も大きく転換し、またCDデビュー以降のシングル曲に見られるスタイリッシュさとも異なるこれらの楽曲を、スムーズに繋いでいくのが東京パフォーマンスドールの武器のひとつだ。結成当初、渋谷・CBGKシブゲキ!!をホームにしての『1×0』公演から洗練を重ねてきた歩みがあったからこそ、その幅広さは自然に身についている。

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 この中盤パートでは、Huluオリジナルドラマ『でぶせん』の主題歌として話題の、どるせん from TPD名義の9月21日リリース楽曲「センセイのお気に入り」も初披露された。同ドラマ主演の森田甘路も参加し、教室を模した演出がなされたパフォーマンスは、もちろん『どるせん』曲としてのキャッチーさも十分に見せつつ、同時に東京パフォーマンスドールのユニット曲としてダンスサミットに自然に溶け込む効果をあげていた。『1×0』の頃から、時にコミカルさを打ち出し、コンセプトの振り幅が大きい楽曲群を繋いできたこのグループだからこそ、この新機軸のシングル曲を早くも自分たちのものに仕上げ、ノンストップライブの中にスマートに織り込んでみせた。

      

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