Sexy Zone 菊池風磨、『時かけ』抜擢で改めて見せた“成長” 中島健人の存在が影響か

 Sexy Zoneの菊池風磨が、ここ1〜2年で急速な成長を遂げている。菊池は2016年7月期ドラマ『時をかける少女』(日本テレビ系)にて、ヒロインの同級生で、実は未来からやってきた科学者という役どころに抜擢された。日テレ土曜9時枠ドラマといえば、これまでも数々のジャニーズメンバーが出演し、演技の才能を開花させてきた時間帯。先日放送された第1回では、すでに菊池に魅力されたという声が相次ぎ、ネット上を大きく沸かせていた。菊池風磨の今回のドラマ出演について、芸能ライターの佐藤結衣氏に話を聞いた。

(C)タナカケンイチ

「Sexy Zoneのなかではすこし不良っぽさのあった菊池さん。アイドルど真ん中の佐藤勝利さん、ラブホリ王子の中島健人さん、異国情緒あふれるマリウス葉さん、親しみやすい松島聡さんといったメンバーのなかにひとりヤンチャな先輩的キャラクターでした。10代の頃は反抗期を隠さないようなタイプでしたが、ここ数年で一気に成長したように感じます。慶應義塾大学へ進学し、アイドル活動と学業を両立、嵐の櫻井翔さんに従順な姿を見かけることも増えました。多感な時期を越えて、仕事に真正面から向き合い始めたタイミングと今回のような大役への抜擢がいいバランスで訪れたように思います」

 また、昨今の菊池の行動からは、積極的にグループを盛り上げる存在になっていることが伝わると佐藤氏は続ける。

「『ジャニーズweb』内のブログでも5人で活動することについて一番熱く語っていますし、コンサートや番組を積極的にみんなで盛り上げようとする姿も多くみかけるようになりました。本来は仲間を大事にしたり、恩義のある人に真正面から信頼感を出していきたいというタイプですが、今まではそれがなかなかうまくできていなかった。ようやく内面も大人になって、気持ちに余裕ができてきたのかもしれませんね。また『時かけ』で共演中の黒島結菜さんや竹内涼馬さんとの番宣出演ではとても息が合っていてよかったです。菊池さんには年の離れた妹さんがいるので、年下の女の子とのコミュニケーションも慣れていて、いいお兄さんのオーラが出ていましたね」

 一方、そんな菊池の成長の裏には、Sexy Zoneで俳優としての活躍がめざましい中島健人の存在が大きいのではと語る。

「先に主演作で活躍していた中島健人さんの存在は大きいのでは。菊池さんは中島さんと同期なので、はじめは悔しい思いをしたこともたくさんあったでしょう。しかし、半歩先行くライバルが近くにいたことにより、菊池さんは効率良く学んでいくことができた。だからこそ急速な成長をみせ、昨今の活躍にたどりつくことができたのです。同じグループ内に良きライバルがいるという構図は、SMAPで言えば中居正広さんと木村拓哉さん、Hey! Say! JUMPで言えば山田涼介さんと中島裕翔さんなどが切磋琢磨してきた関係性と似たものを感じます。今後さらに彼らはお互いを高め合える同志になっていくことでしょう」

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