SMAP 中居正広は芸能界の“兄貴”に? 『金スマ』ベッキー登場回などから太田省一が検証

 続けて太田氏は、近年の中居が兄貴分的なキャラクターで進行をすることが多くなった背景について解説する。

「キャリアを積み重ねる中で、さまざまな人との繋がりができ年下の出演者も増えたことで、兄貴分的な一面が多く見られるようになりました。その一例が『ナカイの窓』、『Momm!!』、『中居正広のミになる図書館』などにおけるKis-My-Ft2との絡みや、舞祭組との関係性です。先輩としての距離感を持ちつつ、砕けた言葉遣いなどで、相手の親しみやすい部分を引き出すことができる中居ならではのキャラクターですね」

 最後に太田氏は、中居がみせた直近の動きから、今後の活動スタンスについてこう予想した。

「中居は先日起こった熊本地震の後、素顔を隠して現地で復興支援をしていたと話題になりましたが、そこには彼の敬愛するマイケル・ジャクソンの影響があると思います。東日本大震災の際にも『こんなとき、マイケルだったらどうするかなあと考えた』ことを自身のラジオ番組(『中居正広のSome girl' SMAP』)で語っています。その意味で、これまでも中居は芸能人の社会的責任を意識してきた人だと言えますが、その覚悟はキャリアや年齢とともにより明確になってきているように思えます。これからも、いざという大事な時は躊躇せずに行動することを、彼ならではの繊細な気配りで続けていくのでしょう。MCやグループの一員としての中居の活躍も楽しみにしつつ、今後は芸能界において新しい模範を示すようなリーダーになれるのかどうか、という点にも注目したいですね」

 MCや国民的アイドルグループの一員として、日本の芸能界になくてはならない存在になりつつある中居正広。少しでもマイケルに近づくため、今後はどのような活躍をみせてくれるのだろうか。

(文=編集部)

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