Iris、熊本へ向け歌うチャリティーイベント開催 思いの強さに涙する場面も
バラエティ番組『なんでもワールドランキング ネプ&イモトの世界番付』(日本テレビ系)の人気コーナー「NIPPON優しさ旅」に出演し、“美少女ヒッチハイカー”として話題になっていたIrisが、4月26日に東京・新宿ステーションスクエアで熊本地震のチャリティーイベントを開催した。
同月27日にメジャーデビューシングル『I love me / good bye』をリリースする彼女は、この日デビュー記念イベントを同会場で行なう予定だったが、旅で訪れた九州が被災したことを受け、本人の希望によりチャリティーイベントへと変更。イベント前には彼女が四代目イメージキャラクターに抜擢されているコーセー『雪肌粋』のCMがアルタビジョンで何度も流れ、500人の観客が見守るなか、Irisが登場した。
Irisはイベント冒頭、元気よく「コンニチハー!」と挨拶し、あまりの声の大きさに観客や通行人が驚くという一幕も。序盤に行なわれたトークでは、メジャーデビューの経緯や『雪肌粋』CM起用のきっかけを、溌剌としたテンションで明かした。続けて九州について「皆、パッションがあって温かくて、思い出がいっぱいあります。私の生まれたマレーシアは地震がなくて、東日本大震災などはテレビで見るだけの遠いものでした。でも、今回の地震は旅をしていろんな人に会った場所だから、すごく近く感じました」と語り、ライブを実施。旅の中でも歌っていた坂本九の「上を向いて歩こう」カバーと、自身のデビュー曲「I love me」を熱唱した。
イベントの最後には、Irisが「感謝の気持ちがいっぱいありますけど、日本語下手ですから、手紙を書きました」と自身で用意した手紙を取り出し「沢山の人たちに助けられて、明日には私の夢だったメジャーデビューをします。でも、私に優しくしてくれた九州の人たちが、いま大変です。私のデビューより、小さくてもできることがあるなじゃないかと思いました」とコメント。続けて「私のわがままに、スタッフさんが『いいよ! Iris優しいね』と笑顔で言ってくれました」とスタッフへの感謝を述べ、「私には大きな力がないです。だから、みんなの力を少しづつください」と涙ながらに義援金の募金を呼びかけ、イベントは終了した。
(取材・文=編集部)