嵐 松本潤、グループ内ポジションに変化? “MJキャラ”浸透で表舞台の活躍に注目集まる

 4月7日放送のバラエティ番組『VS嵐』(フジテレビ系)は、松本潤の活躍がひときわ目立つ回だった。

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(C)タナカケンイチ

 まずゲストの一人である俳優の高畑裕太が、松本を師匠として敬愛・尊敬し、慕っているというエピソードが取り上げられた。櫻井翔から「高畑くん、ちゃんとMJ(松本潤)に挨拶した?」、二宮和也から「師匠なんだろ?」とのフリが入ると、高畑は「俺の愛するMJが(番組企画内で)敵っていう……神様はなんて意地悪なんだって。本当に自分の運命を呪ってます」とコメント。松本に「今日もイイっすね。遠くからでも分かる後光みたいなものが凄く輝いていて……」と挨拶するも、緊張のせいかその後の会話につまってしまい、「何もねぇなら帰れ!」と、松本が救い(?)のツッコミを入れるという一幕が見られた。

 同じくゲスト出演していた俳優の加藤諒も、松本とのエピソードを披露。加藤は、芝居のワークショップで松本と一度会ったことがあるという。嵐のメンバーで演技や俳優業というと二宮のイメージが強いが、松本も演技には相当力を入れているようだ。これまでも数々のドラマ・映画作品に出演してきた松本だが、4月17日よりスタートする新ドラマ『99.9-刑事専門弁護士-』(TBS系)では初の弁護士役に挑戦している。プライベートでも小栗旬や生田斗真など俳優陣との交流が深く、嵐の中でも俳優向きなメンバーの一人と言えるのかもしれない。

 嵐のメンバーはそれぞれが得意分野を見つけ、それらを伸ばすことで個人の活動を増やし、グループパワーを向上させてきた。その中で松本は、コンサートの演出など裏方的なプロデュース能力にスポットライトが当たることが多かった。しかし、ここに来て表舞台での才能により注目が集まるようになってきたのである。それは、自らのキャラクターをプロデュースすることに成功した結果とも言える、松本が自らの個性と向き合ったキャラクター『MJ』を生み出したことが大きいだろう(参考:嵐・松本潤の新たな可能性 「THIS IS MJ」で見せたコミカルな一面を探る)。

 同番組内の企画「ピンボールランナー」でも、松本がプレイヤーとして活躍。MJの本領発揮と言わんばかりの勝負強さを見せつけた。この企画は、可動式のベルトの上を移動しながら、背中に背負ったカゴの中に頭上から降ってくるボールを入れていくというもの。通常は、たくさんの1点ボールが落ちる中、5点ボールが紛れて落ちてくる。しかし、同じチームに所属するゲスト・女優の米倉涼子に「5点のボールだけにする? いくらMJでも無理だよね」とはっぱをかけられると、松本は「俺はもうすっごい今盛り上がってきている」と負けず嫌いの性格を発揮。見事、6個中5個をカゴに入れることに成功し、本番に強いMJの底力を見せつけた。

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