V6・坂本、関ジャニ∞にジャニーズの“起源”を伝授? ミュージカル特集での共演を読む
1月31日放送の『関ジャム 完全燃SHOW』(テレビ朝日系)に、V6の坂本昌行がゲスト出演する。今回は『明日見に行きたくなる!! ミュージカルの世界』と題して、坂本をはじめ元宝塚歌劇団の安蘭けいと花總まり、俳優の井上芳雄が出演。舞台の魅力や演劇の裏側が語られる。
『関ジャム』のようなトーク・バラエティで、V6のメンバーと関ジャニ∞が一緒になることは珍しい。関ジャニ∞にとって坂本はどのような存在なのか。また、両グループに共通点はあるのか。ジャニーズに詳しい芸能ライターの佐藤結衣氏に、彼らの関係性について聞いた。
「坂本さんは、最大10歳差のあるV6メンバーを束ねる大先輩。関ジャニ∞とほぼ同人数のグループのリーダーで、彼らのお手本となる存在だと思います。また、V6と関ジャニ∞には、見る人に『グループっていいな』と思わせる絶妙なバランスがあります。これは、どんなにソロ活動が充実していても、全員が“グループがホーム”と考えていて、良好な関係が築けている証ではないでしょうか。両グループを見ていると、長らく歩みを共にした同志ならではの、阿吽の呼吸が伝わってきます」
グループとしては、ソロ活動のあり方やグループの結束ぶりなどで共通点もある、V6と関ジャニ∞。しかし、今回の番組テーマである坂本の「ミュージカル」と、関ジャニ∞が熱心に取り組む「バンド」はまったく違う方向性と言えるだろう。今回の共演は、どのような展開を生むだろうか。
「別のフィールドの話だからこそ、関ジャニ∞は、坂本さんの話を素直に聞くことができるでしょう。また坂本さんも、自分とは違ってロックを志す関ジャニ∞から、新たな刺激を受けられるのではないでしょうか。お互いプロのエンタテイナーとして、良い関係が見られると思います。さらに坂本さんは温和なキャラクターなので、他の先輩以上に上下関係を感じさせない、楽しい掛け合いも見られそうです。こうしたトークが見られるのは、関西ノリでざっくばらんなトークが楽しめる『関ジャム』だからこそ。これを機に、トークや音楽で視聴者を楽しませてくれるジャニーズ本来の魅力を再確認できるといいですね」
坂本が魅了された「ミュージカル」は、ジャニーズ事務所の起源でもある。今回の放送は、今はバンド活動に重きをおく関ジャニ∞にとっても、またファンにとっても、興味深いものとなるのではないだろうか。本企画を通して、改めて舞台文化とジャニーズメンバー同士の交流に触れ、ジャニーズの魅力を再確認したい。
(文=遠藤良美)