嵐は「恋愛対象」を超えた存在に? 新しいウェディングソングが示すアイドルとしての現在地
そんなとき、仲の良い友人として、新婦の幸せを願って歌い踊る嵐はなんと“良いヤツ”なのだろうか。そこにはかつての恋い焦がれるような関係はないのかもしれないが、同時代をいっしょに楽しく過ごしていけそうな親密さがある。もしかしたら新郎は少し嫉妬する可能性はあるものの、長い目で見れば、彼にとっても嵐が良き友人となる日が訪れるだろう。新曲「愛を叫べ」は、そんなふうに親しい隣人としていつまでも我々の側で活躍する、嵐の未来像を示しているように思えてならない。
(文=松下博夫)