乃木坂46はクリスマスライブを経てどう変化? 世代交代に向けたサプライズの背景を読む

 

 乃木坂46が、12月13日、14日に有明コロシアムにて『Marry Christmas Show 2014』を行った。乃木坂46にとっては昨年の武道館に続く二度目のクリスマスライブであり、神宮球場での『真夏の全国ツアー』以来の選抜・アンダー・研究生が揃ったライブとなった。

 今回のライブでポイントをいくつか挙げるなら「パフォーマンスの向上」「カップリング人気投票結果発表の曲目」「アンダーライブ以後のアンダーメンバー」などである。加えて、公演直前に生駒里奈のインフルエンザによる欠席が発表され、乃木坂46の中心人物であり、ライブでは欠かせない存在である彼女なしでどこまでのパフォーマンスを見せてくれるかも1つの目玉になった。

 セットリストは基本的にシングル表題曲+カップリング人気投票曲+クリスマスブロックで構成され、それに加えて日替わりでトロッコに乗って会場を回る「ハウス!」「シャキイズム」「そんなバカな…」「ロマンティックいか焼き」などが披露されるような内容となっている。3公演毎回違うセットリストというだけでもなかなかハードだが、今回多くの曲に出ている生駒がいないため、それに伴ったマイナーチェンジも多数発生し、アンダーライブも行っているメンバーは特に頭がいっぱいだったのではないだろうか。

全員のMC力向上と、西野七瀬、松井玲奈の圧倒的存在感

 1年前のクリスマスライブから成長した点として、まずはMC力の向上が挙げられる。1年前の武道館公演の際は、まだ桜井を中心に福神メンバーが話すことがほとんどであった。しかし、横浜アリーナで行われた『2nd Year Birthday Live』で全員にMCの見せ場があったことをきっかけに、アンダーライブなどを通してひとりひとりのMC力が大きく向上した。ライブ中、突然衛藤美彩に話を振られ、慌ててしまった相楽伊織も、来年の今ごろには巧みなトークを披露してくれることを期待したい。

 また今回は激動の『アンダーライブ・セカンドシーズン』を終えて以来、初の全体でのライブだった。今回はほとんどのメンバーが終始出ずっぱりだったが、魅せるパフォーマンスに重点をおいたセカンドシーズンを経験して、アンダーメンバー、研究生ともに以前に比べて堂々としたパフォーマンスを披露していた。

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