けみおは男子版きゃりーとなるか? “UZAI”を世に広めるポップアイコンの行方

 きゃりーぱみゅぱみゅの登場以降、原宿から発掘されたアーティストやタレントのデビューが相次いでいる。エレクトロユニット・80kidzをプロデューサーに迎えて昨年歌手デビューしたUna、双子ユニットのmimmam、きゃりーの事務所の後輩として注目を集めるYun*chiなど、その例はもはや枚挙に暇がない。彼らのほとんどが読モ(読者モデル)出身というのも特徴のひとつだ。

 その中で、一際異彩を放っているのがこの人、けみおだ。Twitterのフォロワーが36万人を超え、今やバラエティ番組や原宿系のファッションイベントなどに引っ張りだこ。先日ついに「けみお&アミーガチュ」としてCDデビューを果たし、音楽界からも注目される存在となった。187センチの長身に日本人離れした顔立ち、原宿系らしいポップでエキセントリックなファッションセンスは、さながら“男子版きゃりーぱみゅぱみゅ”と評されるほど。目下、日本政府が掲げている“クールジャパン”の急先鋒としても、今後重宝されそうな勢いだ。

 けみおは、もともとは10代向けのカルチャーマガジン『HR』の読者モデル。今年の3月に高校を卒業したという以外、プロフィールはいまだ謎に包まれている。そんな彼が話題となり出したのは、6秒動画撮影アプリ「Vine」(ヴァイン)への投稿を始めてから。インパクト抜群の顔面どアップで身近なネタを語る姿が女子高生を中心にウケ、その知名度は瞬く間に全国区となっていった。幼い頃から夢は「スーパーアイドルになること」。生来の目立ちたがり精神は、自分発信がモノを言うSNSと見事にマッチし、支持層をジワジワと広げながら現在に至っている。

関連記事