DJ KAORI、新ミックスがジャンルレスになった理由「クラブに遊びに行かない人も楽しんでほしい」

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『DJ KAORI'S INMIX HITS』をリリースするDJ KAORI。

 クラブヒットを中心に厳選した『DJ KAORI'S PARTY MIX 5』がリリースされた2013年9月、ダンス・ミュージックの要素を配したJ-POPで構成された『DJKAORI'S JMIX Ⅵ』が発売されたのは今年の2月と、インターバルを空けずコンスタントにオフィシャルミックスCDを発表しているDJ KAORI。

 2014年、二作目となるオフィシャルミックスは、数あるシリーズの中でも、もっとも売上枚数を誇り、彼女の代名詞とも言える“INMIX”シリーズの最新作『DJ KAORI'S INMIX HITS』だ。ヒップホップ/R&Bが基軸となったINMIXシリーズだが、今作は“HITS”というタイトルが掲げられている通り、クラブヒットから海外のチャートを席巻したポップスまで幅広く収録した、INMIX史上最強盤といえる内容だ。作品についてはもちろんだが、彼女のプライベートもディグってみた。

DJ KAORI'S INMIX HITS

――2014年、間もなく下半期を迎えますが、ここ最近の調子はいかがですか?

DJ KAORI:楽しくやっています。むしろ、楽しむようにしている、といったほうがいいのかな。これまでの私は、仕事で自分を追い込むやり方ばかりで、いつの間にかプレッシャーでがんじがらめにされていることが多かったんです。「今回の作品も完璧に仕上げなくちゃ!」「今日のパーティは絶対にお客さんを楽しませなくちゃ!」って肩肘を張ってしまうというか。大人になったのかな……? って、十分もう大人なんですけど(笑)、ファレル・ウィリアムスが「Happy」を歌うように、私もハッピーでありたい、私自身がハッピーであれば、作品を聴いてくれる人も、クラブで踊ってくれる人も、自ずとハッピーになるんじゃないかな、っていう気持ちが強くなりました。

――心に余裕ができた、と。

DJ KAORI:大人になれば良いも悪いも経験するけど、結果的にそれをどう受け止めるかによって、考え方って変わると思うんです。実際、これまでは「楽しいなんて、遙か向こう側の出来事……」って悲観的になることもあったんですけど(笑)、今はすごく充実していますよ。

――そんな充実っぷりが作品にも反映された新作ですが、本来であれば『DJKAORI'S INMIX VII』(INMIX 7作目)となるはずですが、“HITS”というタイトルを冠にした理由は?

DJ KAORI:これまでの『INMIX』シリーズはヒップホップとR&Bがほとんどでしたが、今回は“HITS”という言葉を掲げている通り、そのジャンルに固定せず、ポップ・ミュージックからダンス・ミュージックまで幅広く選曲しました。近年のビルボード・チャートにも顕著ですが、クラブのダンスフロアを湧かせるダンス・ミュージックがビルボードのチャートを制覇する時代ですし、そういった楽曲が日本でも受け入れられていますからね。聴いて楽しめる、踊って楽しめるという、あらゆるタイプのヒット曲を詰め込むことができたと思います。

#SELFIE (Official Music Video) - The Chainsmokers

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