SHIBUYA-AX13年半の歴史に幕 pillows、9mm、WHITE ASHがフィナーレを飾る

『MUSIC MONSTERS SPECIAL 2014 SAYONARA-AX』ロゴ。

 5月31日、国内外の人気アーティストが公演を行ってきた東京・渋谷のライブハウス「SHIBUYA-AX」が営業を終了した。

 約1700人を収容できる同ライブハウスは、及川光博が毎年恒例として行っている年越しライブや、海外の中堅ロックバンドの公演を開催する地として、約13年半にわたってファンやミュージシャンから愛され続けてきた。しかし、当時建築基準法規制の対象外となる「仮設物」として建てられた建築物であり、現在に至るまで1年ごとに渋谷区の許可を得て何とか営業を続けてきていたことなどから、今回閉館するに至ったという。(参考:SHIBUYA―AX終幕 「仮設」扱いで13年半運営

 そして、5月31日に、そのAXの最後を締めくくるイベントとして『MUSIC MONSTERS SPECIAL 2014 SAYONARA-AX』が行われ、the pillows、9mm Parabellum Bullet、WHITE ASHの3組がステージに立ち、それぞれライブを披露した。

 冒頭、ラジオ局のJ-WAVEで音楽情報番組『TOKYO REAL-EYES』を担当するDJ・藤田琢己が「この場所は今日で閉館になるんだけど、今日初めて来た人とかいます?」と観客に質問。約20人ほどから手が挙がったのを見た藤田は、「最初で最後だね。この場所に明日からは来たくても来れないから。今日は全力で楽しみましょう!」と客席を煽り、ライブがスタートした。

 

 1番手のWHITE ASHは、自身のバンド名の由来であり、彼らが長年SEとして使用しているthe pillows「White Ash」が流れる中で登場。序盤から「Crowds」や「Paranoia」など、ライブの定番曲を披露したあと、MCでボーカル・ギターののび太が、この日の公演に出演することについて「こけら落としでライブをしたDragon Ashが武道館で来れないから、ASH繋がりで呼んだんじゃない?」と、冗談を言う余裕を見せた。その後、同会場には、憧れのバンドであるthe pillowsのライブを何度か見に来ていたことを明かし、「White Ash」のカバーを本人たちの前で初披露。その後、「Casablanca」「Stranger」と人気曲を立て続けに披露し、次の9mm Parabellum Bulletへと繋げた。

 

 2番手の9mm Parabellum Bulletは、ギターの滝善充、ベースの中村和彦がステージを縦横無尽に駆け回りながら、高度なフレーズを弾き続けるというダイナミックなパフォーマンスを披露。「The Revolutionary」や「Vampiregirl」などで会場を大いに盛り上げた。その後、ボーカル・ギターの菅原卓郎が「今日は出入り禁止になるくらいのライブをやります。出禁になった後にthe pillowsが見たい。the pillowsが見たすぎるから自分達でピロウズの曲をやります」と語り、会場のファンを笑わせたあと、the pillowsの「インスタントミュージック」を演奏した。また、閉館するAXについては、「無くなってから、渋谷にはこんな良いハコがあったんだと思い知るでしょう」と語った後で「Black Market Blues」、「Discommunication」を披露。「Discommunication」では歌詞を「私はAXの探し物」と変えて歌うなど、普段の9mmとは違った一面を見ることができたライブだった。

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