嵐・大野智の歌がナチュラルに響く理由 心配性な少年はどう変わってきたか

 

 3月31日放送のラジオ『ARASHI DISCOVERY』(FMヨコハマ)でトランプの話となった際、嵐の大野智は「…ババ抜きはダメだね」と語った。『VS嵐』(フジテレビ系)でトランプをやる時も目や鼻が動いてしまい、 いつもババの位置がバレてしまうという。「人間って普段油断しすぎていて、そこが出ちゃうんだろうね。気を付けよう!」と大野。日頃から自然体で振る舞う、なんとも彼らしいエピソードである。

 大野が自然体であることはファンの間でも有名な話。そもそも嵐自体、メンバー全員が気取ることのない「肩の力の抜けたグループ」という印象だが、とりわけリーダー大野の自然体っぷりは群を抜くという。メンバーの松本潤は大野について「それが本人にはあたり前なのかもしれないけど、何か起きても本当に動じない。常に自然体だから自分を『よく見せよう』っていう意識が、普通の人より少ないんだろうな」と分析。また二宮和也も「バラエティー番組でも歌番組でもコンサートのMCでも、リーダーは決して自分から率先して喋ろうとしない。頑張らないところが逆にいいんだよね」と過去にインタビューで話している。

 しかし、当の本人である大野は自身についてこう語る。「嵐になった当初は他のアイドルたちと自分を比べる毎日だった。色んなことに潔癖なところがあったし、ずっと心配性だった。だけど嵐での活動を経ていまは自信もついてきたし、そういうところがなくなった。この10年で無くなったのはそういうA型の部分」(『WiNK UP』2009年10月号)。生まれながらに芸術家肌であった大野もデビューからしばらくは几帳面で神経質、心配性な「A型」の性格を持ち合わせていた。しかしその後のたゆまぬ努力によって徐々に自信を会得、現在のようにリラックスした自然体で振る舞えるようになったのだろう。

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