Juice=Juice、フラメンコ導入でアダルトなダンス披露 音楽関係者「急成長ぶりに驚いた」
Juice=Juiceにとってメジャー3枚目のシングルとなる『裸の裸の裸のKISS / アレコレしたい!』(3月19日発売)より、「裸の裸の裸のKISS」のMVがハロー!プロジェクトのYouTubeオリジナル番組「ハロ!ステ」第56回にて公開されている。
同曲は、2月23日にZepp Tokyoにて行われた「ハロプロ研修生 発表会 2014~2月・3月の生タマゴShow!~」で初披露されたばかり。
フラメンコを取り入れたダンスと、スパニッシュギターが印象的なラテン調の楽曲により、Juice=Juiceの新たな側面が照らし出された映像となっている。
Juice=Juiceをインディーズ時代から追う音楽雑誌編集者は、同MVの仕上がりについて、次のように語る。
「今回公開されたMVは、これまでの作品と比べて大人っぽさがグッと増し、表情や視線にも艶っぽさがあります。また、ダンスもこれまでは若さが弾けるような感じだったのが、ここにきて細かな動きやニュアンスが大切な振り付けにも挑戦しており、彼女たちの急成長ぶりが伺えました。昨年4月にインディーズデビューしてから、一年足らずにしてこのクオリティ。メンバーの宮本佳林など、これでまだ15歳なんですから、驚くほかありませんね」
また、楽曲面でも成長が見られると、同氏は続ける。
「楽曲的にはそこまで突き抜けた作品だとは思わないのですが、ラテン系の大人っぽい雰囲気を醸し出すことができている点に、表現の幅が広がってきていることを感じます。前作『イジワルしないで 抱きしめてよ/初めてを経験中』は、年相応のキュートさがありましたが、今作では少し背伸びをしている印象で、彼女たちの魅力がいわゆる“初々しさ”だけではないことの証明になったのではないかと。2013年9月にメジャーデビューした際は、それまでインディーズで支持されてきただけに、もしかしたらこれで失敗するのではないかという一抹の不安もありました。しかし、メジャーデビュー後、作品を重ねるごとにどんどん成長しているので、もうそんな不安は完全に払拭されましたね。彼女たちのポテンシャルの高さと、今後の伸びしろを再確認できる1曲と言って良いのではないでしょうか」
活動開始から約1年が経った彼女たち。ハロー!プロジェクトの新星として、さらなる飛躍が期待できそうだ。
(文=松下博夫)