小沢健二、8年ぶり単体CDをリリース ツイッターで好きな曲をつぶやくキャンペーンも

8年ぶりにCDを単体でリリースする小沢健二。

 小沢健二が、CD単体としては8年ぶりとなるライブアルバム『我ら、時 通常版』(3枚組)を3月19日にリリースすることが決定した。同アルバムは、2012年3月に発売した書籍やグッズ等を含めた作品集『我ら、時 オリジナル版』(PARCOより販売)より、CD単体のみを新たなアートワークと手頃な価格で再リリースするもの。2010年5~6月にかけて、13年ぶりに行われた全国ツアー『ひふみよ 小沢健二コンサートツアー』の模様を収録している。アルバム未収録だったシングル曲も歌われており、現在は入手困難な「ある光」をはじめ、HEY!HEY!HEY!のエンディングテーマだった「戦場のボーイズ・ライフ」、トヨタ「カローラII」CMソングとして起用された「カローラIIにのって」などの一部も聴くことができる。

 また、リリース決定を記念して「オザケンの好きな曲 3曲」をつぶやくTwitterキャンペーンも始まっている。ハッシュタグ「#ozaken」をつけてTweetをすると、抽選でオリジナルグッズがプレゼントされるとのこと。1月30日現在は、先述の「ある光」のほか、「ぼくらが旅に出る理由」「天使たちのシーン」「強い気持ち・強い愛」「さよならなんて云えないよ」「流星ビバップ」「愛し愛されて生きるのさ」などの曲名が多くTweetされているようだ。

 1980年代後半から90年代初頭にかけて、フリッパーズ・ギターのメンバーとして、UKインディー・ロックの流れを汲んだ洋楽志向の強い音楽性で、日本のポップミュージックに大きな足跡を残した小沢健二。1993年にはソロ・デビューし、スチャダラパーと共演したシングル『今夜はブギー・バック』などの話題曲をリリースする一方、70年代ソウル~ロックの影響を消化したサウンドと、90年代実存主義ともいうべき歌詞世界を確立した『犬は吠えるがキャラバンは進む』、それをさらにカラフルに展開した『LIFE』、ジャズアレンジに挑んだアルバム『球体の奏でる音楽』など、幅広い音楽性でカリスマ的な存在感を誇った。

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