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青井サンマ氏が語る、歌手としての嵐(前編)

嵐の本音はサクラップにあり!? 実はディープな“歌手の仕事”を読み解く

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――「嵐の聴き方」の中でも紹介されている「COOL&SOUL」は「アイドル界のトップを獲る」という野心が見える作品で、こちらも“好青年”というパブリックイメージとはズレがあります。こうした作品は、他にもありますか?

 「COOL&SOUL」の前には、櫻井くんのソロで「Anti-Anti」という楽曲があります。嵐をdisる人たちのセリフからスタートし、櫻井くんが「ならアイドルがどれほどのもんか見せてやるよ!」と叫んだのちに本編に入るという曲。そのあとにも、「Hip Pop Boogie」、「Re(mark)able」、「Attack it!」など、一連に繋がっている曲があるので、それを聞けば「こんなこと考えているんだ」という発見があるかもしれないですね。

 櫻井くんのラップ=サクラップは、ちょっと馬鹿にされている雰囲気もありますが、本当に真面目に書いているし、すごくメッセージ性が強いんです。また、一般的に彼は“優等生キャラ”で通っていますが、もともとは勝ち気でやんちゃというか、ちょっととんがった感じのところがあって。サクラップではそういう部分もけっこう出していて、知的と言うと少し違うんですけど、自分の伝えたいことをしっかり整理して書いている印象を受けます。

――「嵐の聴き方」では、「ラブソングの代表曲がまだ出ていない」と書かれています。「Love so sweet」というヒット作があるので、意外な気がしました。

 「Love so sweet」の作詞を務めたSPINさんは、はっきりとした言葉を使わない傾向があるんです。行間を読ませるというか、パーツを集めて空気感を立ち上げて、それぞれの解釈ができるような手法をとる。かわいくていい曲だとは思うんですが“ド定番になる”という観点では、もう少しストレートなものなのではと思います。ストレートなラブソングといえば「One Love」もあるのですが、こちらは語りが足りないような……。個人的な願望としては、SMAPで言うと「らいおんハート」のような、聞いていて身悶えしてしまう恥ずかしいラブソングが聞いてみたいですね。

後編:嵐のボーカルは“おもしろさ”も魅力のうち? メンバーそれぞれの特徴を徹底解説に続く
(取材・文=編集部)

■青井サンマ
青井サンマ(あおい•さんま)
あおいさんま○ヲタ歴6年のゆるくぬるい嵐ヲタ。青井サンマの名前は、嵐メンバーの最初の文字(o,sa,a,ni,ma)を並べ変えたもの。独断解説「嵐の聴き方」はTwitterまとめサイト『Togetter』で100万viewを突破。ウェブメディア『cakes』で「嵐の聴きかた」を連載。著書に『嵐ヲタ絶好調超!!!!』(大和書房)。Twitter

      

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