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PUBG、荒野行動、Fortniteーー多様化が加速するバトロワゲーム、覇権をとるタイトルは?

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 2017年に正式サービスが始まった『PLAYERUKNOWN’S BATTLEGROUNDS』(『PUBG』)を皮切りに、バトルロイヤル性に特化したゲーム作品の人気ぶりが過熱している。とりわけPCやCS機を所有せず、普段ゲームを遊ばないであろう10代~20代の若者が、友人同士で集まり、スマートフォン向けアプリ『荒野行動-KNIVES OUT』(『荒野行動』)に興じる姿に、筆者は驚かされた。

 そのようなユーザー人気やゲーム市場における影響力の拡大から、今後バトルロイヤルゲーム作品はさらに多様化していくと考えられる。そこで本記事では、バトルロイヤルの基本ルール(自分またはチームメンバー以外の全員倒して1位になる)はそのままに、それぞれ異なる独自要素を組み合わせた作品やゲームシーンについて解説する。

バトルロイヤルの標準と成り得る『Fortnite』

 最初に取り上げる作品は、アメリカのデベロッパーEpic Gamesが手掛ける『Fortnite』だ。主にPCやCS向けに提供されており、「99vs1(プレイヤー)」というバトルロイヤルの基本ルールに、フィールド中で入手できる素材を使った独自の建築要素をミックス。全体的なビジュアルや世界観もバトルロイヤル作品の中ではポップな部類に入り、キャラステータスや操作性に影響しないスキン・エモートを豊富に実装した。

 基本プレイ無料のF2P形式ながら、2018年に入ると月間売上を130億円を記録。人気・セールスともに『PUBG』を上回り、アメリカでは大手メディアニュースの話題に上がるほどの社会現象を巻き起こしている。特筆すべき建築機能は、床や壁と共に階段や窓も作れるほか、遠く離れた敵を見つけるために高台を作る、四方に壁を張り巡らせ銃弾の雨から身を守る、といったようにプレイヤーのアドリブで柔軟な使い分けが可能だ。臆せず大胆に飛び込むアグレッシブな攻めや、入念に築き上げた要塞での籠城戦など、結果としてバトルロイヤルにおける戦略性に厚みを増すことに成功したと言える。

血生臭い戦い以外の楽しさを見出した『Darwin Project』

 次に取り上げる作品は、カナダのインデイーデベロッパーがおくる異色のバトルロイヤルゲーム『Darwin Project』だ。有料のベータテストを経て4月21日よりF2Pとなったが、現状CS機では配信されずにPC専用にとどまっている。

 では一体このゲームのどこが異色なのか。それはプレイヤーvsプレイヤーの基本構図に、外部からゲームを見守りながら予測不能なアクシデントを加えてマッチを盛り上げる「ディレクター」の存在だ。『Darwin Project』は極限状態に陥ったプレイヤー同士の生存競争を、メディアで流す「リアリティーショー」と位置付けている。そのディレクターとなったプレイヤーは、ゲーム性に好影響をもたらすアシストを施したり、時には視聴者(あくまでゲーム内のパラメーターに過ぎないが)を喜ばせるために不慮の事態を招いてみたりと、一辺倒にはいかないゲームバランスの調整を担うのだ。

 これにより、アクションが苦手なユーザー層も管理者として参加できるわけで、バトルロイヤル系の中でもバラエティ性に特化した非常に興味深い作品と言えるだろう。2018年夏季の正規サービスに向けたテスト運用中なので、UIやテキストも全て英語表記だが、今後の売上次第では日本語化も望めるので注目しておくと良いかもしれない。

      

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