“2.5畳”から溢れでるセンス デザイナー・eruが目指した心のゆとりを感じられる仕事場

【デザイナー・eru】デスク紹介

 机は自分だけの理想空間。仕事をするもよし、遊ぶもよし。どこに何を置くか、手に取ったもの一つひとつが“自分”を作っていく。

  連載「わたしをつくるデスク」第4回は、デザイナーのeru氏にインタビュー。オシャレでありながらも光差す居心地の良さそうな空間は、なんと2.5畳だという。空間の使い方やデスクづくりにおいて大切にしていることについて、話を伺った。

【連載:わたしをつくるデスク(第4回)】


eru

白と黒を基調にした空間づくりを軸に、自身の「好き」を追求するフリーランスデザイナー。制作領域はWebから紙媒体まで幅広く、コピーライティングなどの文章制作も手がけている。

デスクに大切なのは“心のゆとり”

ーーデスク周りにこだわり始めたきっかけについて教えてください。

eru:きっかけはフリーランスに転身したことです。もともとパソコンでゲームをすることが多く、ひと通りガジェット類は揃っていたんです。でもフリーランスになって家で仕事をすることになり、以前よりデスクに座っている時間が長くなりました。だったら自分の好きな環境にしたいという思いが強くなって、少しずつこだわり始めました。

ーー以前はホワイトに統一した環境だったようですが、そこからかなり雰囲気が変わりましたね。

eru:KANADEMONOの『THE TABLE ニューギニアウォルナット × White Steel』という、木目調のデスクにしたことで、雰囲気がガラッと変わりました。このデスクの木目を決めるのに、友人と2週間ほど悩んだのが思い出です(笑)。木のデスクは腕を乗せていても冷たくなくて、心地いいところが気に入っています。デスク以外はホワイトカラーのものを引き続き使っているのですが、このデスクのおかげで、温かみのある雰囲気になったなと思っています。“私だけのデスク”という感じがして、かなり気に入っています!

ーーeruさんのデスク周りは、2.5畳というスペースにも関わらず広々として見えることが魅力だと思います。空間使いのポイントについて教えてください。

eru:そうなんです……2.5畳しかないので、デスクを置くともうスペースの半分くらいを使ってしまうんですよね(笑)。そのため、窮屈に見えないように白・木目・シルバーの3色に色味を絞っています。あとは、このお部屋は日光が差し込むので、より光が透けるように透明アイテムも積極的に取り入れています。

ーーなるほど。色味と透け感で圧迫感を感じないようにしているんですね。

eru:そうですね。デスクは見た目よりも、自分が使っていて心にゆとりが持てるかどうかが大事だなと思っていて。たとえば、私の部屋には大きめの窓があるんですけど、最初はその窓を隠すために、パネルを貼って擬似的な壁にしていたんです。気に入ってはいたのですが、窮屈に感じて長時間座っていることができませんでした。そこで、デスクに“心のゆとり”って大事なんだなって気づいたんです。

 ゆとりでいうと、お花を定期的に購入してデスクに飾るようにしています。忙しいときって、心に余裕がなくなるじゃないですか。しかもお花を買いに行くという行為自体、余裕がないとなかなかできない。だから、あえて忙しいときこそお花を飾るようにしています。無理矢理にでも余裕を作ることで、頭が一旦冷静になって物事を整理できるんです。お花は数百円しかかからないので、お手頃ですしね。

ーーeruさんの日々の向き合い方が表れていて、とても素敵です。機材周りはどんなイメージで揃えたのでしょうか?

eru:機材は全体的にシンプルなデザインを選んでいます。それぞれの個性が強すぎるとバランスが崩れたり、変に目立ってしまうので。デスクの上にあるTransparentの『Small Transparent Speaker』というスピーカーが印象的だと思うのですが、実はもうひとつスピーカーを設置しているんです。動画の音はモニター側から聞こえるようにしたくて、裏に隠してあります(笑)。

 Transparentのスピーカーは、朝のルーティンをこなすあいだに聴く音楽を流すのに使っています。また、仕事でコピーなどを考えるときなど、頭を使うときにも、このスピーカーで音楽を聴いていますね。

ーー機材でいうと、かなりの種類のキーボードが置いてあるのも印象的です。

eru:キーボードは、写真に映っているもの以外にも、実はまだあるんです……(笑)。ゲーム用や仕事用などいろいろあって、気分を変えたいときにすぐ取り替えられるよう、打鍵感の異なるキーボードを飾っています。

 とくに気に入っているのは、Keychronの『K3 Max』です。無駄のないデザインが気に入って購入しました。日本語配列のキーボードで、ここまでスタイリッシュなデザインはなかなかないんじゃないかなと思っています。ずっとタイピングしていても疲れないので、仕事用で使っています。打鍵感の心地よさが気に入っています。

eru:ガジェット類で1番便利だなと感じているのは、マウスです。充電の残量がひと目でわかるのがいいですね。満タンのときはレシーバーが緑、そこから黄色、オレンジと光るんです。ちなみにレシーバーは、デスクシェルフの裏に両面テープで吊り下げています。

 充電コードも引っ張ると出てくるように取り付けていて、デスクの上に出しっぱなしにしていないところにもこだわっています。デスクやチェアなど大きいものはいいものを使う代わりに、すっきり見せるための小物は、100円ショップのものなどで工夫しています。発想次第で、使いやすい環境は作れると思っています。

ーー今後アップデートしたい箇所はありますか?

eru:朝はぼんやりと、昼はしっかりと太陽光が入ってくれるのですが、夜のデスクが何か物足りないなぁと思っているので、光の透過や影をもっと上手く使えるように研究したいないと思います。また、デスクづくりがきっかけで、食器やインテリアにもこだわり始めたので、ほかのところにも興味を広げていきたいです!

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