>  > 『アズミ・ハルコは行方不明』出演者座談会

高畑充希×太賀×葉山奨之×松居大悟『アズミ・ハルコは行方不明』座談会 高畑「出演しているみんなが輝いている映画」

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 作家・山内マリコの同名小説を、監督・松居大悟×主演・蒼井優のタッグで映画化した『アズミ・ハルコは行方不明』が昨日より公開された。本作は、地方都市で暮らすOL・安曇春子の失踪をきっかけに、グラフィティアート集団「キルロイ」と、男性をリンチする女子高生集団、ふたつの“いたずら”が交差する模様を描く。10代、20代、30代−−それぞれの女の子たちの生き様を浮き彫りにした異色の青春物語だ。リアルサウンド映画部では、松居大悟監督と「キルロイ」のメンバー(高畑充希、太賀、葉山奨之)による座談会を行った。高畑はキャバ嬢の愛菜、太賀は“クズ男”のユキオ、葉山は草食系男子の学を、それぞれ演じ、これまでと違った一面をみせているのも本作の見どころのひとつ。松居組の現場の雰囲気や、グラフィティ撮影時のエピソードなど、劇中さながらのチームワークで語ってもらった。(メイン写真=左から太賀、松居大悟、高畑充希、葉山奨之)

出演の決め手は蒼井優?

−−出演オファーはどんな風にきたのですか?

太賀:お話をいただいた時点で、松居(大悟)さんが監督、枝見(洋子)さんがプロデューサー、蒼井(優)さんの主演が決まっていて、この情報だけでも断る理由がまったくありませんでした。いただいた脚本を初めに読んだときは、内容に追いつくことができず、脚本で描いているものがなかなか咀嚼できなかったんです。でも、松居さん、枝見さんにはずっとお世話になっていましたし、蒼井さんのことも以前から尊敬していたので、乗らない理由はないなと。絶対、面白いことになると思っていました。

松居大悟:(以下、松居)太賀は決まるの早かったね。蒼井さんが決まって、高畑さんから正式にOKをもらえるかどうかぐらいのタイミングでオファー出してた。

葉山奨之:(以下、葉山)僕も松居さんの作品は観ていたので、いつか出演してみたいと思っていたんです。

松居:本当に観てたの?(笑)。

葉山:観てましたよ。だから、まさかこんなにすぐにご一緒できるとは思わなくて、すごい嬉しかったですね。

松居:全然違うタイミングで、三木(孝浩)さんと一緒に仕事をする機会があったんですけど、そのときに「葉山はヤバイぞ」と言っていたんです(三木監督は『青空エール』で葉山奨之を起用)。奨之にはそれまで会ったことがなかったので、僕も一緒にできることを楽しみに現場に入りました。

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蒼井優が演じるのは閉塞感に包まれながら地方都市で暮らす安曇春子

−−葉山さんも太賀さんも他の出演作のイメージとはまた違った一面を見せてくれています。

松居:ユキオと学をどうしようかと思ったときに、いわゆる“クズ男”のユキオを、シュッとしたイケメンが演じたら残酷な話になってしまうなと。

太賀:じゃあ、ミスキャストじゃないですか。

松居:いやいや、だからちょっとショボそうな太賀にね(笑)。

一同:(笑)。

松居:だから、一緒に呑んだりしているときの太賀がユキオにはまれば、面白いことになると思ったんです。太賀の世間的なイメージとは異なる部分も引き出せれば良いと思いましたし、真面目じゃない子に演じてもらおうと。元いじめられっ子の学は誰にしようか、かなり迷ったんです。最初は純朴さを持つキャラクターをイメージしていたんですけど、「こいつ何を考えているのか分からない」という雰囲気を持っている役者に演じてもらえたら、もっと面白くなるなと。ユキオからの誘いで学はどんどんグラフィティアートにのめり込んでいき、最後は彼の持つ個性が爆発するという。そういう「なにか得体の知れなさ」が欲しかった。

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葉山奨之

葉山:(監督の発言を聞いて)……(笑)。

松居:そう思ったときに、奨之は何かを抱えていそうな気がして。

葉山:そんな風に思っていたんですか(笑)。最近演じさせていただいている役のせいか、“クール”とか、“癖の強い”人間と言われるんですけど、僕はまったくそんな人間じゃないんです。実は、そう言われるのはすごく嫌で、その壁をぶっ壊したいと思っていたタイミングで。この役をいただけたのは有難かったですね。

松居:奨之は演じる役でまったく違う顔になっているから、プライベートの時の顔も含めて、もっと知りたくなるものがあるよね。

−−高畑さんは?

高畑充希(以下、高畑):私は人づてじゃなくて、渋谷の居酒屋で、監督から「一緒にやろう」って直接言われたんです。

−−蒼井さんが決まってすぐに高畑さんとお会いしたんですか。

松居:そうです。失踪しても残り続ける存在感だったり、30代の女性という点だったり、この企画をいただいたときに主役は蒼井優しか考えられませんでした。そして、蒼井優と渡り合える20代の女優は誰かと考えたとき、これはもう高畑充希しかいないと。

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高畑充希

高畑:「蒼井優が出るから!蒼井優が出るから!」って口説かれました(笑)。

一同:(笑)。

松居:監督の名前だけでは出てくれる自信がなかったので(笑)。

太賀:僕も蒼井さんと同じ作品に出ることができるのは大変光栄でした。

葉山:やっぱり決め手は蒼井さんですよね(笑)。

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