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『任侠野郎』北原里英インタビュー

NGT48・北原里英が明かす、“セクシーな演技”に挑戦するワケ 「アイドルとして挑戦しにくい役柄を突き詰めたい」

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 NGT48・北原里英が出演する映画『任侠野郎』が、本日6月4日に公開された。本作は、漫画家・蛭子能収が主演を務める任侠映画で、蛭子扮する伝説のヤクザ・柴田源治が、再び任侠の世界に舞い戻り活躍する姿を描く。脚本は、『勇者ヨシヒコ』シリーズや『HK 変態仮面』を手掛けた福田雄一が担当し、柳楽優弥、安田顕、佐藤二朗、橋本マナミなど、バラエティ豊かな俳優陣が出演している。これまで『みんな!エスパーだよ!番外編』や『AKBラブナイト 恋工場』などに出演してきた北原は、佐藤二朗扮する榊辰巳の愛人役を務め、劇中でパンチラや榊を誘惑するセクシーな演技を体当たりで演じている。リアルサウンド映画部では、NGT48のキャプテンとしてアイドル活動を行う北原が、今回どんな心境で愛人役に臨んだのか。アイドルとしてのスタンスや、これから目指す女優像について語ってもらった。

「パンチラの話を聞いた時は「得意分野が来た!」と(笑)」

KITARIE-38_2-th-th.png写真=村上 慶太朗

ーー今回北原さんが、蛭子能収さん主演の映画『任侠野郎』(監督:徳永清孝)で演じているのは、佐藤二朗扮する榊組の組長・榊辰巳の愛人役でした。体を張った演技も多かったと思いますが、佐藤さんとの共演はいかがでしたか?

北原里英(以下、北原):佐藤二朗さんとはSKE48のバラエティ番組で共演したことがあったので、あまり緊張せずに演技することができました。愛人という役柄上、至近距離で演技をするシーンが多かったのですが、佐藤さんやスタッフさんが私の演じやすい空気を作って下さったのですごくやりやすかったです。

ーー佐藤二朗さんの演技を見ていると、アドリブをどんどん入れているように感じます。実際のところはどうなんでしょう?

北原:最初は私もアドリブをすごい入れてくる方なのかなって思っていました。でも、実際に現場を見ていると演技の流れを本番前にしっかり確認するんですよね。イメージと違ってそこは意外でした。台本に書かれていない演技をする時も、ちゃんとテストの段階からアドリブを入れて下さるんです。突拍子もなく本番でふざけたことをするわけではなくて、本番でふざける時はテストの時からちゃんとふざけてました(笑)。一見好き放題やっているように見えますが、役者としてのルールはきちんと守られていて、当然のことですがやっぱりプロはすごいなって改めて思いました。

ーー実際の撮影で佐藤さんのアドリブはありましたか?

北原:ありました。でも、私も即興の演技が好きなので、佐藤さんのアドリブに即興であわせていくみたいな。榊の愛人というキャラクターをどう表現していくか、肌を露出するシーンはどこまで見せていくかなど、役の細かい部分は佐藤さんと一緒に考えていきました。

ーー役作りは撮影現場で行うのですね。なにか監督から指示を受けることはありましたか?

北原:一応、現場に入る前に役のイメージを自分の中で決めていきますが、予想を外してしまうことが多いんですよね。いざ現場に入ってみると、まったく想像と違うこともよくあります。後から、事前に役を固めてもまったく意味なかったなーって。徳永監督とは過去にバラエティ番組で何度かお会いしたことがあったので、とてもフランクに接してくれました。現場では、もっと天然っぽくとか、もっといやらしくとかって言われてました(笑)。

ーー愛人という役柄をはじめ、北原さんのパンチラシーンも話題になっていますよね。

北原:『みんな!エスパーだよ!番外編』でも体を張った演技をしていたので、最初にパンチラの話を聞いた時は「得意分野が来た!」と思いました(笑)。でも、今回は共演者に橋本マナミさんがいらっしゃったので、ストレートな色気の演技は橋本さんにお任せしようかなと。色気において橋本さんには太刀打ちできないので。私がイメージしたのは、男性を誘惑するようなセクシーさではなく天然っぽく色気を出す女性で、なにもわかっていないからこそ偶然見せてしまう、“ラッキースケベ”のような感覚を意識しました。

ーーこういう際どい役を演じる時、アイドルとしての葛藤はなかった?

北原:まったくなかったです。もともと私には得意なものや個性と言えることがないと感じていて、AKBグループの中でも自分が一番になれるものがなくて悩んでいました。でも、いろんな役柄を経験していく中で、少し変わったジャンルではありますが、AKBグループの中で自分が一番だと胸を張って言えるものが少しづつ出来てきたと思っています。この間も『AKBラブナイト 恋工場』というドラマの撮影でキスシーンを演じましたが、他にやるメンバーが誰もいないからこそ、私が挑戦するという心意気でしたね。こういう振り切れた役柄やアイドルとして挑戦しにくい演技を、AKBグループの中で一番やりきっているのは私だと自負しているので、これからもそこを突き詰めていきたいなと思っています。

「“普通っぽさ”が私の強み」

20160603-ninkyoyarou-th-th-th.png『任侠野郎』場面写真

ーーアイドルでありながらも大胆な演技や際どい役柄を演じることができるっという部分が強みになっている。いい意味で、アイドルという肩書きにとらわれていないのかもしれませんね。

北原:そうかもしれないですね(笑)。もともと私は女優を目指していて、女優になるために色んなオーディションを受ける中で、合格したのがAKB48のオーディションでした。それに私としては、AKBグループの中でも理想的なポジションに自分がいると思っています。アイドルとして認知されているけど、そこまでAKBのイメージが定着していないというか。例えば、たかみな(高橋みなみ)は総監督という立場から仕切り役やリーダー的なイメージを持たれていると思うのですが、私にはそういう固定されたイメージがないし、背格好も大きすぎず小さすぎずなので、何の先入観も持たずに見てもらうことができるのかなって。ドラマや映画を観ていても、私がアイドルだと知らずに観てくれる人もいるだろうし、アイドルとして観てくれる人もいる。そういう“普通っぽさ”が私の強みだと思っています。

ーー女優としてはどういうポジションを狙っていますか?

北原:二番手三番手で輝く名脇役として色んな作品に出演することが目標です。なので『任侠野郎』では、自分が目指しているようなポジションの役を頑張れたと思います。それに、佐藤二朗さんや安田顕さんをはじめ、私が理想としている立ち位置で活躍している方々と同じ舞台に立つことができたのが、個人的にすごく嬉しかったです。共演者の方々の演技を近くで見ながら、現場の空気を感じているだけでも勉強になりました。これまでの人生において、なにかの一番になりたいと考えたことは一度もなくて、きっと私の性格的にどんな職業に就いていても、二番手三番手のポジションから支えていくような人になっていたと思います。逆に一番を目指しているわけじゃないからこそ難しいこともありますが(笑)。

ーーただ、アイドル活動においては、昨年から新潟を拠点とするグループ“NGT48”のキャプテンを務めることになりました。女優としての活動にも影響があるのでは?

北原:そうなんです! 今、人生で初めての経験をしています。でも、役職をもらえたことはアイドルとしてのステップアップだと感じています。『みんな!エスパーだよ!番外編』の時は本当に守るものがなかったですし、今回『任侠野郎』を撮影する時もNGT48の活動が本格化していなかったので、エスパーの時と同じくらい守るものがなかった(笑)。だからこそ体当たりな演技も抵抗なく受け入れることができました。ただ、キャプテンに就任したことで、いままで個人的なものだった総選挙の順位が、NGT48の代表者の順位として見られたり、チームの顔として自重しなければならないことも増えてきたりと、環境の変化はすごく感じます。今後もしも同じような役をやるとしたら、これまで以上に気合を入れて臨むと思います。

      

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