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『おそ松さん』ブームはさらに加速する? 雑誌やグッズが軒並み好調のワケ

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「放送開始当初(2015年10月)は、アニメファンや声優ファンを中心に支持されていると見られていましたが、最近では普段、アニメを観ない層にまで人気が広がっています。お笑いやSNSネタに通じたサブカル層にも広がりを見せている印象です」

 そう語るのは、現在放送中のアニメ『おそ松さん』に詳しいライターの西森路代氏。24日に発売された『TV Bros.』では、前週に引き続き特集が組まれ、氏も同作についての評論を寄稿している。『おそ松さん』が表紙を飾った『月刊アニメージュ』(徳間書店)2月号が、約36年ぶりに重版される大ヒットとなったことから、マンガ誌『マーガレット』6号(集英社)や、デザインとグラフィックの総合情報誌『月刊MdN』4月号(MdNコーポレーション)でも特集が組まれるなど、各誌が競うように取り上げている。

「『おそ松さん』では旬なパロディネタや、いわゆる“あるあるネタ”など、幅広い題材を取り扱っていますが、単に流行っているネタを取り込んだというわけではなく、一歩先をいく鋭い切り口でそれを調理しています。たとえば19話『チョロ松ライジング』では、チョロ松の自意識過剰ぶりを中心に、兄弟それぞれの自意識の有り方が細かに描かれていました。SNSが一般化した昨今、身に沁みるような思いで観た視聴者は多かったはずです。また、登場人物のイヤミがお笑い養成所を開く20話『イヤミの学校』では、リアルで実質のあるお笑い論が展開され、視聴者を驚かせました。それぞれのキャラクターのファンになり、アイドルを応援するように楽しめるのはもちろんですが、内容も鋭かったからこそ、口コミなどで幅広い層に広がり、いまのブレイクに繋がったのでは」

 実際、『おそ松さん』の放送時はいつも、TwitterなどのSNSで大きな話題となっている。加えて、雑誌などの露出の仕方も、通常のアニメとは異なる。

     
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