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上野樹里、なぜ30代バツイチのキャリアウーマンに? 女優としての現在地を考察

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 上野樹里がヒロインを務める『家族ノカタチ』(TBS)の第2話が1月24日21時から放送される。『スウィングガールズ』や『のだめカンタービレ』といった代表作から、“元気で明るい女の子”とのイメージも強い上野だが、本作では30代バツイチのキャリアウーマンを演じている。

 現在上映中の韓国映画『ビューティー・インサイド』にも出演するなど、国外でもその高い演技力が評価されている上野だが、現在はどのようなスタンスで活動をしているのか。ドラマ評論家の成馬零一氏に、上野のキャリアから『家族ノカタチ』の役どころを紐解いてもらった。

「上野樹里は、デビュー当初から演技力が高いと評価されている女優です。初の映画出演作『ジョゼと虎と魚たち』では、当時17歳にも関わらず22歳の女子大生役を見事に演じきり、業界内外を問わず注目を集めました。その後も、確かな実力を武器にキャリアを重ね、『のだめカンタービレ』がきっかけとなり大ブレイク、一躍メジャー女優の仲間入りを果たしました。等身大のリアルな役柄と漫画的なキャラクターの両方を演じられる、稀な女優と言えるでしょう。ただ、大河ドラマ『江〜姫たちの戦国〜』は、作品のリアリティラインが混乱した作品で、上野も『のだめカンタービレ』でのイメージを踏襲するかたちでコミカルに演じたため、演技のバランスを大きく崩してしまったように見えて、上野自身も苦しそうでした。2011年の『江〜姫たちの戦国〜』放映後はドラマや映画への露出が少なくなりましたが、もしかしたら一度、パブリックイメージをリセットしようという意図があったのかもしれません。2013年からは活動を再開していますが、近年の出演作ではリアリティのある大人っぽい役柄が多く、実力を発揮できているように思います」

 そのリアリティのある演技について、同氏は次のように評している。

「上野の演技力は極めて高いため、主演はもちろん務められるのですが、それよりも繊細な演技力が求められる二番手三番手の方が輝く女優かもしれません。言ってみれば、玄人ウケするタイプというか。俳優のパブリックイメージありきで作られるドラマもありますが、上野は、自身のキャラクター先行で演じるのではなく、役に自分自身を近づけていくことで演じる女優です。例えば、『ラスト・フレンズ』や『アリスの棘』で見せたシリアスな演技は非常に上手く、上野の名を知らない人が見ても、その演技力に圧倒されるはずです。名前に頼らずとも存在感を示すことができる確かな実力があるからこそ、海外からもオファーが来るのでしょう」

 現在出演中のドラマ『家族ノカタチ』では、一見すると上野樹里と気付かないような地味な役作りをしているものの、演技は注目すべきものがあると、同氏は続ける。

     
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