紗栄子、なぜ同性から支持され続ける?『5→9~私に恋したお坊さん~』の役柄から読む

 月9ドラマ『5→9~私に恋したお坊さん~』(フジテレビ)に出演中の紗栄子に、改めて注目が集まっている。同作は、石原さとみ演じる英会話講師・桜庭潤子と、山下智久演じる僧侶・星川高嶺の恋愛模様を描いたラブコメディで、紗栄子は桜庭潤子の同僚・毛利まさこを演じている。紗栄子にとって、約8年半ぶりとなる連続ドラマ出演作だ。

 先日、大手ファッション通販サイト「ZOZOTOWN」の社長・前澤友作氏との交際が報じられたこともあり、ネットではさまざまな反応が見られるが、特に若い女性の間では、彼女を支持する声が大きいという。

 ライターの岡野里衣子氏に、ドラマでの役柄を踏まえた上で、彼女の魅力について語ってもらった。

「今回の彼女の役柄である毛利まさこという女性は、有名企業に勤める男性の名刺を集めるのが趣味という、まさに彼女のパブリックイメージを体現したようなキャラクターですが、同世代の女性からすると決して嫌味な印象はなく、むしろ清々しささえ感じます。その開き直りっぷりに、紗栄子自身の“我が道を行く”イメージが重なって痛快なんですよね。また、彼女は『Sweet』や『美人百花』、『MORE』といった雑誌でモデルを務めていて、ブログやインスタグラムでも手の届きやすい庶民派の洋服ではなく、ハイブランドの洋服を着ていることが多いんですが、彼女自身は決して背が高いわけではなく、別世界に住むモデルというイメージはあまりありません。どちらかというと、普通のかわいい女の子が頑張った結果として、成功を手にしているという印象です。その”若い女性にとっての“お手本にできそう感”こそが、彼女が憧れられるポイントで、いまなお支持される理由なのでは」

 ドラマ内の紗栄子のポジションもまた、絶妙だという。

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