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宇野維正の興行ランキング一刀両断!

『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』、僅差で『ミニオンズ』を振りきる!

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 夏休み真っ最中、しかも土曜日は映画の日(8月1日)という好条件が揃った8月第1週の週末映画興行ランキングは、実写、アニメ入り乱れてのハイレベルな争いが展開。トップを制したのは、超人気マンガ原作×豪華役者陣×セカオワ主題歌と話題に事欠かない実写版『進撃の巨人』の前篇となる『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』。オープニング2日間で動員46万6953人、興収6億0346万6200円という成績は、今年の実写日本映画ナンバー1の初速を記録した『HERO』の7億3277万4900円には及ばないものの、とりあえず今回の企画そのものは大成功だったと言っていいだろう。ちなみに、ただでさえ超話題作なのに、公開直前/直後のネット上では樋口真嗣監督や特殊造形プロデューサー西村喜廣が炎上の火種を提供するというSNS時代ならでは事態に発展。さらには、マンガの実写化作品は原作ファンからの批判はつきものではあるが、いつになく原作ファンからの極端な支持/不支持の反応も見受けられ、9月19日公開の後篇『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN END OF THE WORLD』への影響も含めて今後の推移を見守りたい。ちなみに、前篇で違和感を覚えた人も、後篇を観ればその多くの部分が解消されるであろうことを付け加えておきます。

 2位の『ミニオンズ』は、2013年9月に初週1位を記録した前作『怪盗グルーのミニオン危機一発』と比べて約162%、今回も5位につけているディズニー/ピクサー作品『インサイド・ヘッド』の最初の週末記録と比べて約134%となる興収5億4598万9900円を記録し、これまた文句なしの大ヒット。実は『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』に負けたのは初日の土曜日のみで、日曜日以降は平日も含め連日引き離しにかかっている。前作の25億円を超えてシリーズ最大のヒットとなるのは確実で、今年の外国映画アニメ・ナンバー1の座も射程に収めている。

 前述したように、先日『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』の特殊造形プロデューサー西村喜廣氏は「じゃあハリウッド映画だけ観ればいいよ! 予算と技術はある方がいいもんね! 特に予算! 金で顔叩かれた映画を観ればいいと思います!」とツイートして映画ファンを挑発していたが、今週は氏が言うところの「金で顔叩かれた映画」(日本語として、誰が誰の顔を叩いているのかよくわかりませんが)の筆頭ともいえるハリウッド超大作2本、『ジュラシック・ワールド』と『ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション』が公開される。さて、本当に「金で顔を叩かれた」気持ちになるか、それとも血湧き肉躍る圧倒的な映画体験が待っているか、是非とも皆さん、映画館に足を運んで自分の目で確かめてください(きっと後悔はしませんよ)。

■宇野維正
音楽・映画ジャーナリスト。「リアルサウンド映画部」主筆。「MUSICA」「クイック・ジャパン」「装苑」「GLOW」「NAVI CARS」「ワールドサッカーダイジェスト」ほかで批評/コラム/対談を連載中。今冬、新潮新書より初の単著を上梓予定。Twitter

■公開情報
『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』
全国東宝系にて公開中
公式サイト
・画像クレジット
(C)2015 映画「進撃の巨人」製作委員会 
(C)諫山創/講談社

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