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SHINeeと2PM、韓国の音楽活動との違いは? “日本ローカライズ”曲の魅力を考察

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 現在、数多くの韓国のアイドルやアーティストたちが日本のミュージックシーンに進出している。今やその数は数え切れないほどだ。彼らは日本で活動するときは、日本語歌詞や日本向けのオリジナル曲を歌うことが多い。そこが英語などで歌う洋楽のアーティストとは違う部分だ。

SHINee『Sunny Side』(通常盤)

 これまでBoA、東方神起などが日本で成功を収めたが、彼らはK-POPではなくJ-POPというジャンルで勝負をかけていた。この成功があったからこそ、日本における現在のK-POPの地位があると言っても過言ではないだろう。その“成功体験”をなぞったからなのか、日本におけるK-POPというのは、かなり日本向けにローカライズされていると感じている。

 今回は、同じようなタイミングに日本デビューを果たし、日本でも成功を収めているSHINeeと2PMを取り上げながら、各グループにおける、日本オリジナル曲の魅力について考えてみたい。

韓国と日本、2つの顔を持つSHINee

SHINee 샤이니 ‘누난 너무 예뻐 (Replay)’ MV

 SHINeeの日本デビュー曲は、韓国においてのデビュー曲と同じ「Replay -君は僕のeverything-」の日本語バージョンだった。その後、2012年リリースの4枚目のシングル「Sherlock」までは、韓国楽曲の日本語バージョンをシングルとしてリリースしている。アルバムには日本オリジナル楽曲もあったが、シングルで日本オリジナル曲が出てくるのは、同年に発売した5枚目のシングル「Dazzling Girl」が最初になる。

 韓国におけるSHINeeの立ち位置は、最新の音楽性とファション性を兼ね備えた“コンテンポラリーバンド”。いわゆる王道のアイドルというよりも、アート性の高いグループなのだ。しかし、日本におけるSHINeeには“おしゃれでポップなアイドル”というイメージを強く感じる。

SHINee – 「Dazzling Girl」 Music Video (short ver.)

 サウンドにおいて「Dazzling Girl」は、わかりやすくキャッチーなサビを持つかなり良質なJ-POPだ。この曲以降もJ-POP路線を突き進んでおり、韓国のSHINeeが好きでファンになった層には、日本における“アイドル”な彼らに馴染めない部分でもあるようだ。ただ、ここはK-POPとJ-POPの2つのSHINeeが楽しめると思えば、なかなか得した気分だ。何よりもSHINee自身が日本におけるJ-POPな自分たちを楽しんでいるように見える。日本で8月1日にリリースされた新曲「Sunny side」は、SHINeeのメンバーが“自分たちの気持ちをちゃんとファンに伝えたい”という思いで、自ら作詞した日本語曲になっている。

 時間が経つにつれ、SHINeeの韓日の音楽性の乖離は少なくなったように思える。韓国の最新アルバム『The Story Of Light』においては、むしろ韓国曲が日本に寄せているようにさえ思える。SHINeeの日韓の音楽はどんどん混じり合い、新しい世界にたどり着くのかもしれない。

しっかりJ-POPに溶け込んだ2PM

2PM 『Take off short ver.』

 SHINeeより少し早く日本でデビューした2PMは2011年5月にデビューシングル「Take off」をリリースする(2010年に『01:59PM〜JAPAN SPECIAL EDITION〜』をリリースしているが、これは韓国の1枚目のアルバムの日本仕様なので、今回はシングルを取り上げることにする)。この曲は韓国でリリースした曲の日本語版ではなく、全くのオリジナル曲だ。

 MVは宇宙船のような白いセットに、白い衣装にまとった2PMのメンバーが、フューチャー感溢れるイントロから〈君に出会ったのは〜〉と歌い始める。かなり爽やかな楽曲だ。当時の韓国での2PMはダークカラーの衣装をまとい、筋肉隆々な身体の線を強調した男っぽく荒々しい“野獣アイドル”というイメージで売っていただけに、正反対の路線に変えてきたことになる。

2PM “I’ll Be Back” M/V

 JYPエンターテインメント・ジャパンの代表であるソン・ジウン氏は、「10年に2PMが日本進出した際には、サウンド面をかなり大胆にローカライズしました。2PMの場合はすでに韓国でトップになっていましたから、日本と韓国の活動を差別化する意味もあったんです」とインタビューで答えている。実際にそれは成功し、2PMは日本でデビューしてすぐに受け入れられたのだ。

 日本でも“野獣アイドル”というキャッチコピーが定着している2PMだが、それが確実に定着したのは2枚目のシングル曲「I’m your man」からだろう。この曲で「Take off」とは違う路線に変え、韓国に近いワイルドでセクシーなイメージで売り出し人気を定着させた。同曲の“ネクタイダンス”は韓国でも話題になり、韓国の音楽番組でも披露されている。

      

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