>  > 瀬川あやかが明かす、“等身大”の姿

2ndアルバム『センチメンタル』インタビュー

瀬川あやかが語る、2ndアルバムにこめた“等身大”の自分「人生で振り回されるものは音楽と恋愛」

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 瀬川あやかが、3月21日に2ndアルバム『センチメンタル』を発売した。本作のテーマはずばり“恋愛”。歌詞としての一貫性はあるものの、様々な曲調がラインナップされており、最初から最後までサウンドも楽しむことができる“バラエティパック”のような作品に仕上がっている。アーティストと看護師を両立するかたちでのデビューから早2年、うれしさや楽しさだけでなく、自らの内面と向き合い、心の機微を言葉と声で表現できるシンガーソングライターへと成長を遂げた彼女の“等身大”の姿に迫った。(編集部)【※インタビュー最後にプレゼント情報あり】

カッコつけず、ありのままで一生懸命

──今年の6月で、瀬川さんはデビュー2周年を迎えます。

瀬川あやか(以下、瀬川):そうなんですよ! 今は早いなという気持ちと「まだ2年なのかぁ」って気持ちが相まっているというか。でも、リリースのタイミングで取材など稼働するたびに「もう2年経つんだから、もっと頑張らないとダメだよね」と感じます。

──デビューシングル『夢日和』(2016年6月発売)をリリースしたとき(参照:瀬川あやかが、音楽と看護師を両立する理由「誰かの力になるという点では、どちらも違わない」)はご自身も感慨深さがあったと思いますが、昨年2017年は1stアルバム『SegaWanderful』(2017年3月発売)にてまとまった形で楽曲を届けることができたという意味では、またちょっと感情的にも違ったものがあったのかなと思いますが?

瀬川:それでいうとシングル4枚とアルバム2枚、全部気持ちは一緒かもしれないですね。デビューはデビューでの思いがありましたけど、シングルを出すごとに新しいこと、例えば2枚目(2016年10月発売のシングル『恋の知らせ』)だったら初めて自分が書いていない曲(「サンサーラ」)に挑戦したり、3枚目(2017年8月発売のシングル『どんなに… / Have a good day!』)だったら初めてタイアップのために書き下ろしに挑戦したり、アルバムも1枚目はデビュー前に書いた曲を集めていて、今回は昔から歌っている曲に加えて新しく書いた曲もたくさん入れたりという。そういう意味で、全部に特別感があるんです。

──2017年はアルバムを出して以降フェスに出演したり、楽曲制作以外にも新しいことにたくさんトライしてきました。そこに関して言うと、デビューした2016年と昨年以降とでは変化を感じたんじゃないでしょうか?

瀬川:圧倒的にありました。地元北海道のCMもデビュータイミングでお世話になってはいましたが、最初は楽曲(「夢日和」)だけで。それが去年はCM用に書き下ろしをさせてもらったし、CM自体にも出演させてもらったことで、地元を中心に私の顔と名前が一致する人が増えたかなという気がします。それに、ツアーでいうと次は初めて名古屋にお邪魔できますし。そういった意味ではデビュー年までと、去年以降というのは変わった気がします。

──経験が増えたことで、例えばイベントやライブで歌がお客さんにしっかり届いていると実感する手応えや、楽曲がCMなどを通じて少しずつ広まっているという感覚も、少しずつ強まっていっているんじゃないでしょうか?

瀬川:言葉にできない“通じた感”はライブをしていると実感することがあって。例えば騒ぐだけ騒ぐ、その瞬間もきっとつながっているとは思うし。そんな中で、こちらの気持ちが整っているときに歌がダイレクトに伝わりやすいという感覚も、最近やっと少し実感できるようになりました。デビューしたときは「もっとうまくやらなきゃ」とか、それまで対バンしてきた人たちにカッコ悪い姿を見せられないなとか、地元の友達や家族も応援してくれているから無理して頑張っていっぱいいっぱいになってしまうとか……そういうことの積み重ねで正直嫌になってしまったこともありました。でも、自分と向き合っていくうちに、カッコつけるんじゃなくてありのままで一生懸命やろうと考えられるようになって、そこからは変われた気がします。

気持ちの切り替えがうまく調節できるようになった

──特に瀬川さんの場合は音楽活動一本だけじゃなくて、普段看護師としても働いています。両立すること含め、それぞれに大変さがあると思いますが。

瀬川:今日も取材の前まで病院で働いていたんですけど(笑)、もうこの春でまる3年になるんですよ。さすがに病院でのお仕事にはもう慣れたし、覚えて人に教えて、自分のものにするというところに来ています。最近は自分のやりやすい環境に身を置きながらも、確実で正確な安心・安全が第一の看護ができるようになってきたのかなと。気持ちの面でいうと、以前は曲を書きたいのに病院に行かなくちゃいけないとか、病院でわからないことがあっていっぱいいっぱいになった状態で、そのまま地方に行かなくちゃいけないとか、そこにやりきれなさを感じたりもしていたんですけど、今は気持ちの切り替えがうまく調節できるようになってきたし、改めて両方やっていてよかったなと思っています。

──マイナスをプラスに切り替えることができるようになったわけですね。

瀬川:そうですね。私の活動の仕方について、先日とあるアーティストさんといろいろお話させてもらったときに、「音楽活動をしていると『バイトしてます』って事実はすごく隠したくなるのに、『就職して働いてます』と大々的に言いながら活動していくことって新しいよね」と言っていただいて。

──普通に生活していたら得られないことをふたつも経験できるわけですから、それはすごく素敵なことだと思いますよ。

瀬川:でも、どちらかを選べなかっただけなので、単に欲張りなだけですよ(笑)。

──とはいえ、そこをふたつともやろうと決意できることも、すごいことだと思います。

瀬川:そこは、周りの協力があってこそです。事務所のスタッフさんも病院のスタッフさんも、みんな応援してくださっているので。

──ちなみに、病院の方々からは曲を聴いた感想を耳にすることはありますか?

瀬川:なんなら、MVを観て振り付けを覚えてきますよ(笑)。私の中でちょっと抜けている活動情報があっても、「今週末はどこどこに行くんでしょ?」と覚えていてくれたり、すごくチェックしてくださっているんですよ。本当にありがたいです。

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