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DREAMS COME TRUE『THE DREAM QUEST 』発売企画

ドリカムのラブソングはなぜ世代を越えて愛される? “言葉の魅力”をMACO&井上苑子が語る

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 DREAMS COME TRUEの18枚目のオリジナルアルバム『THE DREAM QUEST』。本作のリリースを記念し、リアルサウンドでは彼らからたくさんの影響を受けたという女性シンガーソングライターであるMACOと井上苑子にそれぞれインタビューを行い、ドリカムの楽曲の魅力、吉田美和が書くラブソングの特別さをテーマに話を訊いた。

 まずは、DREAMS COME TRUEの代表曲のひとつである「未来予想図II」をカバーし、その切なくて真っ直ぐな表現力を中村正人にも評価されたシンガーソングライター、MACO。幼少の頃からドリカムの楽曲に親しみ、特に「LOVE LOVE LOVE」「す き」「やさしいキスをして」などのラブソングに大きな影響を受けてきた彼女に吉田美和の歌詩の魅力について語ってもらった。「ドリカムの歌を聴くとどうしても自分の体験と重ねて泣いてしまう」という彼女。そのコメントからはドリカムに対する愛と尊敬をたっぷり感じてもらえるはずだ。(森朋之)

「『LOVE LOVE LOVE』は人類のすべてを表現してる」

ーーまずMACOさんとDREAMS COME TRUEとの出会いについて教えてもらえますか?

MACO:私はいま26才なんですけど、ドリカムさんを知ったのはすごく小さいときでしたね。物心がつく前からテレビの音楽番組で吉田美和さんの歌を耳にしていたので。初めてちゃんと聴いたのは「LOVE LOVE LOVE」です。<すごく愛している人に/愛してる と言うだけで><涙が 出ちゃうんだろう>という歌詞に圧倒されてしまって……。みんなが日ごろから感じていることがこの歌詞に表れていると思うんですよね。いまだにすごい歌詞だと思うし、聴くたびに「恋って切ないものだし、恋と涙は比例してるんだな」と感じます。男の人もきっと持ってると思うんですよ、こういう気持ちって。口には出さないし、涙も出さないかもしれないけど、好きな人に好きって言うことってホントに難しいじゃないですか。長く付き合っていたり、結婚してしばらく経って「好きって言ってくれなくなった」みたいなこともよく聞くし。そういうことも全部入ってると思います、この曲には。「LOVE LOVE LOVE」は人類のすべてを表現してますね!

ーーすごい(笑)。

MACO:(笑)。「す き」もすごく好きです。1日が終わって、部屋に戻った時の様子が歌われているんですけど、吉田さんが泣いている姿が目に浮かぶような気がして。この曲も泣いちゃうんですよね、バスタブに浸かりながら。「“好き”ってこういうことなんだ」と思う瞬間だったり、泣いちゃってから「そうか、私は泣きたかったんだ」って気付く感じだったり、自分自身のことと歌詞を重ねちゃうんです。恋って切ないけど、すごく幸せなことでもあるんだろうなと。「す き」の歌詞って、すごく少ないんですよ。これだけの文字数のなかにすべて込められているのも、吉田美和さんならではだなと思います。

ーーまさに“詩”ですよね。MACOさん、やっぱりバラードが好きなんですね。

MACO:そうですね。「やさしいキスをして」もずっと聴いてます。初めて聴いたのが高校生のときでドラマ(TBS系ドラマ『砂の器』)の主題歌だったんですけど、この曲もすごく吉田美和さんらしいなと思っていて。吉田さんはよく「あなただから○○できる」と歌っている印象があって、特に「やさしいキスをして」はそれがすごく出てるんです。

ーー<電話してくれたら 走って行くから>というフレーズとか?

MACO:はい。「あなただから○○できる」の“○○”がすごくリアルなんですよ、この曲。なにもかも放り出して駆けつけるし、それが報われなくてもいい。あなただからこうしてるんだっていう気持ちが伝わってきて。「あなたのためなら死んでもいい」くらいの究極の愛を感じたし衝撃を受けました。この曲には<運命の人>という歌詞も出てくるんですけど、私はもともと“運命”という言葉が好きで。よく「何でも“これは運命”で片づけるなよ」って言われるんだけど(笑)、運命を信じている私みたいな人の背中を優しく押してくれる歌でもあるなと思います。

ーー深いところまで汲み取ってるんですね。

MACO:何度も聴いてるし、歌詞カードもジーッと見てますからね(笑)。あとはカバーさせてもらった「未来予想図II」ですね。この曲も<あなたとだから>という歌詞がサビに出てくるんですよ。<(いつもブレーキランプ 5回点滅)ア・イ・シ・テ・ル のサイン>もシチュエーションがはっきり浮かんでくるし、「相手の男性の方もすごく優しいんだろうな」って妄想しちゃいますね(笑)。吉田さんは本当に素敵な恋愛を経験してきたんだと思うし、だからこういう歌詞を書けるんだろうなって。しかも、自分がその世界に入り込んで、吉田美和さんになったかのような気持ちになれるんですよね。聴いてる人がその曲の主人公になれるというか。

ーーなるほど。「未来予想図II」をカバーしたことで、何か新しい発見はありましたか?

MACO:ドリカムさんの楽曲を歌わせてもらって、自分の音源としてリリースするのはずっと夢見てきたことなので、実現したときは本当に嬉しかったです。歌うのは難しかったですね。あまりにも歌詞の世界に入り込んで自分の感情と照らし合わせてしまうと、歌ってる途中で涙が出てきて歌えなくなっちゃうんです。だから「未来予想図II」を歌うときは自分の気持ちの軸をしっかり持って、あまり感情的になり過ぎないように意識してました。ライブで歌わせていただくときも、一点を見つめて気持ちがブレないようにしたり(笑)。

ーーそれくらい感情を動かされる曲なんですね。

MACO:そうなんです。サビ前の音域もかなり高いし、技術的にも難しいんですよ。吉田さんは低い音からものすごく高いところまで出るので、それはかなり大変ですね。フェイクもそう。吉田さんは自然にフワッと歌ってるんだけど、それが私にとっては本当に難しくて。

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