乃木坂46、バラエティで開花したメンバーの個性 『NOGIBINGO!9』放送でさらなる境地へ?

 乃木坂46の冠バラエティ番組『NOGIBINGO!9』(日本テレビ)が、10月17日深夜1時29分より放送を開始する。

 2013年にスタートした同番組も、数えること9シリーズ目。グループにとっての初の地上波冠番組『乃木坂って、どこ?』、そして現在放送中の『乃木坂工事中』(以上、テレビ東京系)に並ぶ、“2大冠番組”と言えるほどに定着している。乃木坂46にとって対をなす存在の2番組だが、『NOGIBINGO!』の方がよりバラエティ色が強く、様々な企画やロケによってメンバーは心身共に鍛え上げられてきた。

 『NOGIBINGO!』スタート当時は、リリース時期で言えば6thシングル『ガールズルール』が発売された頃。まだまだメディア露出の少なかったメンバーたちが、1回目の放送からクリーム砲を顔面に浴びる様は衝撃的だった。中でも、顔面クリームまみれになりながら白石麻衣が言い放った「嬉しい!」というセリフには、グループにある“清楚”というイメージの壁を超えられるという番組への期待が込められていたようにも思える。この様子は『NOGIBINGO!』を象徴するシーンとして、これまで番組中に何度も使用されている。

 振り返れば、「雪山バトル」「ヤンキー選手権」「乃木坂のお家大公開」など……文字通りメンバーが身体を張ったコーナーが目白押しだが、『NOGIBINGO!』と言えばシーズン2からレギュラー企画となった「妄想リクエスト」のイメージが強い。番組ホームページで募集したファンの妄想シチュエーションをメンバーが実演するこの企画。深夜枠ということもあり、深川麻衣の新妻&聖母シリーズ、中元日芽香&伊藤万理華による放課後の告白、堀未央奈&齋藤飛鳥&星野みなみによる「バカ兄貴」など、男性ファンの夢が詰まった妄想が多い中、いつしかマニアックな“ヤンキー女”との妄想枠をはさみ、ラストにMCイジリー岡田による妄想「白石の犬になる」という流れが定番化。シーズン7では、乃木坂46ファンとして有名な武井壮が卒業する橋本奈々未に妄想リクエストし、それを同じく橋本推しの番組名物カメラマン“妄カメ”が撮影するという一つのクライマックスを迎えていた。3期生をメインにしたシーズン8でも、青春をテーマに「妄想リクエスト」を実施。久保史緒里の「生徒会のあの子と」が、妄想青春リクエストクイーンに選ばれている。

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