AKB48 チーム8、今年もサプライズが盛りだくさん 圧巻の『エイトの日』レポート

チーム8、圧巻の『エイトの日』レポ

 8月8日は、チーム8のファンの間でもはや夏の風物詩となった「エイトの日」だ。

 その当日、今年で4回目となる『8月8日はエイトの日 2017 今年は名古屋だ!センチュリー祭り』が名古屋国際会議場センチュリーホールで開催された。コンサートではチーム8が2チームに分かれ、昼の部、夜の部の2公演と納涼祭りが行われた。チーム8はメンバー全員が一堂に会する機会の少ないチームのため、ファンにとって「エイトの日」は重要なイベント。全国の映画館でライブビューイングも行われた。今回は名古屋開催ということもあり、昼夜ともにSKE48の楽曲を中心としたセットリストだった。

ヤングメンバーの中での安定感ある吉川七瀬、最後にはサプライズで新番組MCに!

 前座から歌田初夏がソロで「それでも好きだよ」、坂口渚沙が以前からやりたかったというチーム8の左利きメンバー7人による「キスだって左利き」を披露。左利きメンバーには小栗有以、倉野尾成美、佐藤栞らチーム8を代表するメンバーがいることから、本編前から会場はヒートアップ。

 本編は小栗有以センターでSKE48の新曲「意外にマンゴー」から始まり、「星空を君に」「思春期のアドレナリン」とチーム8を代表する2曲で大いに盛り上がった後、新佐賀県代表・川原美咲が登場。「FIRST LOVE」を緊張しながらも堂々と披露していた。チーム8のコンサートでお馴染みのトップリードの新妻悠太は、その姿を見て「早坂つむぎに似ているような雰囲気」と評し、メンバーの間では「左伴彩佳に似ている」と話題になっていた。

 昼公演には、チーム8の中でもヤングメンバーが出演。最年長が19歳の吉川七瀬で、自己紹介では「おばさんなんて思うの、ありえんてぃだからね!」と持ちネタを交えて挨拶。いつもは「ほっこりとしたキャラ」の吉川だが、ヤングメンバーが多い中では、ステージでのパフォーマンスや表現力は目を見張るものがあり、「お姉さん」として昼公演全体を引っ張っていく安定感があった。

 昼公演の最後にはサプライズで、チーム8にとって2つめのエリア番組の放送決定が発表された。さらに、10月より千葉テレビで始まる番組『AKB48チーム8のKANTO白書 バッチこーい!』で吉川がメインMCを任されることが決定。吉川は「私、ヤングでもないのにこのメンバーの中にいて、怪しい雰囲気出ていたんですけど(笑)、まさか最後にこんな素敵なお知らせをいただいて嬉しかった」と心境を語った。

 また昼公演は、8月にチーム8を卒業する阿部芽唯にとって最後の大きなコンサートとなった。アンコール後、感想を聞かれた阿部は「こうやってチーム8全員でステージに立たせていただくことは(私は)最後。みなさんの顔を目に焼き付けて、頭に残して、これから頑張っていこうと思います」と涙を浮かべながら述べていた。

大西や太田がセンターを務める新曲も初披露! 見せ場いっぱいの夜公演

 夜公演の前座では、SHOWROOM選抜1位の大西桃香センターによる楽曲「プライベートサマー」を初披露。大西は「ファンと一緒に、SHOWROOMで頑張っていた時のことを思い出した」と泣きながらも、センターとしてグループを率いて会場のファンを魅了。また、今年の第9回AKB48選抜総選挙でのアップカミングガールズにランクインした坂口渚沙、永野芹佳、太田奈緒が「月の仮面」を初披露。センターを務めた太田は「みんなと掴んだセンター曲。ありがとう」と改めて応援してくれたファンへ感謝の気持ちを伝えた。

 昼公演のヤングメンバーとは対象的に、夜公演はアダルトメンバーが中心。舞木香純と大西の「I'm sure」など色っぽい大人なセットリストも。特に行天優莉奈、佐藤七海、中野郁海らによる「誘惑のガーター」では、ふだんは見られないチーム8のメンバーのセクシーな表情やパフォーマンスに会場のファンはヒートアップしていた。

 とにかくチーム8のメンバー全員が揃う「エイトの日」のステージは圧巻だ。全員で披露する楽曲はあまりにも人数が多すぎて、どこに誰がいるのかわからなくなってしまうことも多い。特に全員での「47の素敵な街へ」は、いつも会場は割れんばかりの歓声で最高潮に達する。このような大人数のステージでも、例えば大西、中野、濱咲友菜、永野の4人は自分たちで考えたというダイナミックなパフォーマンスで観客席の目を引いていた。このようなシーンを見つけるのもチーム8のコンサートの醍醐味のひとつだ。

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