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デビュー5周年記念ミニアルバム『LUCKY Hi FiVE!』インタビュー

LiSAがソロデビュー5周年で明かす、新たな決意「5年前はひとりだったけど、今はみんながいる」

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 LiSAがソロデビュー5周年を迎える4月20日、これを記念した最新ミニアルバム『LUCKY Hi FiVE!』がリリースされる。デビュー作『Letters to U』以来となるミニアルバム形態の本作には、バラエティに富んだカラフルな新曲がずらりと並び、表題曲「Hi FiVE!」などには過去と未来をつなぐ新たな意思表明がつづられている。この意欲作を完成させたLiSAは今、何を思うのか。インタビューでは1万5000人を動員した過去最大規模の幕張メッセ公演、デビュー作のアナログ盤発売の理由、『LUCKY Hi FiVE!』に込めた思いなどを熱く語ってもらった。(西廣智一)

「どの席にいても心が近く感じるライブを目指した」

ーーまずは昨年12月23日に千葉・幕張メッセ国際展示場で行われた、過去最大キャパのワンマンライブ『LiVE is Smile Always〜メガスピーカー〜』について振り返ってみたいと思います。これまで日本武道館での単独ライブ経験はありましたが、幕張メッセはそことも違う景色だったんじゃないでしょうか?

LiSA:人数としては武道館より多いんですけど、始まるまではそんな意識もなくて。それに幕張メッセって、演出含めてのステージ作りが大変な場所だと思うんです。実際、リハーサル中には一番後ろの角の席や立ち見席にも行って、実際に自分がそこにいたらどんな気持ちになるのかを考えてみて、この角の席にいる人が「LiSA〜っ!」って叫びたくなるような、心が近く感じるライブを目指そうと思って。でもいざ始まってみたら印象として武道館も、イベントで出させてもらうさいたまスーパーアリーナも、そして幕張メッセも、お客さんとの心の距離感という意味ではそんなに違いがないと思いました。

ーーとはいえ、イベントとワンマンライブとでは勝手も異なりますよね。

LiSA:そうですね、心持ちの面でも。特にワンマンだと一番前の人も一番後ろの人も、LiSAのライブを観て来てくれてるという意味ではどちらも一緒。だからこそ後ろの人たちが「がっかりだな」って楽しめないライブにしちゃいけないし、そのためには自分がトロッコに乗って後方まで行くとか、どこにいても楽しめる空間っていうのを大事にしたかったんです。

ーーそれって、会場の規模が大きくなればなるほど、難しさも伴いますよね。

LiSA:だからそれこそウーハーをたくさん並べたりとか、レーザー光線の演出を取り入れたりとか、自分がリフトで高いところまで登る演出とか、そういういろんな力を借りて、どうしたら後ろの人にまで楽しんでもらえるかを考えた気がします。

ーー客席を見ると昔からLiSAさんを応援してきたファンとか、それこそロックフェスで見かけるようなロックキッズとか、いろんなお客さんがいるように感じました。

LiSA:正直、客席の雰囲気が変わったという印象はあまりなくて。いろんなお客さんがいたとは思うけど、どちらかというといつもZepp会場で見てる景色が広がったような感覚でした。それこそリフトで上から観た客席はすごかったですよ、一面がピンク色で。お花畑から生えてる木の気分でしたね(笑)。

「アナログ盤制作の理由」

ーーそのライブで今回の5周年プロジェクトが発表になり、まず3月23日にソロデビューミニアルバム『Letters to U』がアナログ盤としてリリースされました。今回の『LUCKY Hi FiVE!』も完全数量生産限定盤としてアナログ盤が用意されますが、なぜこのタイミングでアナログ盤に着手しようと思ったんですか?

LiSA:これは私発信の企画ではないんですけど、記念品みたいな特別なことがしたくて何かないかなと話してたときに、5年前の作品をアナログ盤にしようという話が挙がったんです。私の中でアナログ盤って、古いものじゃないですけど昔のメディアという印象があって。私も実際にアナログ盤が回っているところを見たことがなかったんです。だから単純に自分自身のアナログ盤ができたら、自分もアナログ盤に触れる機会ができると思ったし、部屋に飾るのもカワイイなと思って。それが5年後に出した『LUCKY Hi FiVE!』のジャケットと並ぶことに、とても意味があるなと思ったんです。

ーー特に最近は配信に移行しつつあるし、そんな中でこういったパッケージを出すことはとても意義のあることだと思うんです。

LiSA:私、モノがあるほうがやっぱりいいし、CDやアナログ盤のほうが好きですね。自分がずっと音楽をCDで聴いてきたし、自分が憧れていた世界がCDというものにあると思うんです。それは音楽だけじゃなくて、ジャケットだったりブックレットの写真だったり歌詞だったり、いろんなところに作り手の思いが込められているからなんですよね。今、自分が作り手側になってそういうことを余計に気にするようになったからというのもあるんですけど、できたらみんなにもそういう受け取り方をしてもらいたい。もちろん、これは配信を否定するということじゃないですよ?

ーーもちろんです。配信には配信の良さがありますし。

LiSA:はい。パッケージとしての魅力という意味では、特に新作の『LUCKY Hi FiVE!』はブックレットに5年前の『Letters to U』のジャケットが出てきたり、「Hi FiVE!」の冒頭に「Believe in myself」の一節が含まれてたりと、私をデビュー当時から知っている人ならニヤッとしたくなると思うんですよ。もちろんこのアルバムから入った人たちは、ここからLiSAというアーティストを掘り下げていって、『Letters to U』までたどり着いたときに「あ、あれってここにつながってたんだ!」と気づくでしょうし。私、最近『スター・ウォーズ(/フォースの覚醒)』を観たんですよ。『スター・ウォーズ』シリーズは最新作しか観たことがないんですけど、1作目からずっと観てる人には全部がつながってるわけじゃないですか。でも私は最新作しか観てないけど、すごく楽しめたんです。それと同じで、『LUCKY Hi FiVE!』から入った人たちはそこだけでも楽しめるけど、その前をいろいろ知るとより楽しめるわけで。私の場合はブックレットとかMVとかいろんなものに散りばめているので、ぜひパッケージでゲットしてそこにたどり着いてほしいなと思います。

ーーその作品が好きになるということは、同じようにジャケットやブックレットなども思い出に残ると思いますし。

LiSA:そうなんですよね。私、すっごい覚えてるんですけど、SPEEDさんの1stアルバム『Starting Over』が紙ジャケで、もうボロボロになるまで何度も開けて、ブックレットの糊が剥がれるくらいまで歌詞を読み漁って(笑)。でもそのパッケージ含めて思い入れが強かったし、だからこそずっと大事にして聴いてたと思うんですよ。でも配信の場合はPCの「ゴミ箱」に捨てたら終わりじゃないですか(笑)。逆にCDやアナログ盤だと、捨てるにも決断力や責任が伴うし。

ーーLiSAさんのみならず、いろんなアーティストがCDやアナログ盤を通じて音楽を楽しんできたという感覚を、もう一度リスナーにも体験してほしいという気持ちが強いと思うんですよね。

LiSA:ですよね。それに『Letters to U』のアナログ盤を聴いてみたら、音が温かい感じがして、こっちの音のほうが好きだなと思ったんです。このちょっとこもった、マイルドな感じの音のおかげで、今までとは違う『Letters to U』の楽しみ方ができると思いました。本当に一回でいいから聴き比べてみてほしいです。にしても、「5周年を祝ってください!」と言わんばかりのアイテムですよね。なんか、記念日を迎える前に出会ったときの話をして「もうすぐ記念日だぞ?」ってプレッシャーを与える彼女みたいだなと(笑)。

ーーはははは。それはどう受け止めたらいいですか? 重たいなぁとか?(笑)

LiSA:「あ、プレッシャー与えられてんな?」みたいに感じてもらえたら(笑)。

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