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『リトグリ 春のZeppツアー2016 ~Colorful Monster~』レポート

Little Glee Monsterが全国ツアーファイナルで見せた成長 グループの新たな可能性を探る

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西廣智一
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 Little Glee Monsterが3月27日、Zepp DiverCityにて全国ツアー『リトグリ 春のZeppツアー2016 ~Colorful Monster~』の最終公演を行った。

 このツアーは今年1月にリリースされた初のアルバム『Colorful Monster』を携えて、東京・大阪・名古屋という全国3都市のZepp会場で計4公演実施されたもので、チケットは全公演即日完売を記録。アルバムのオリコン週間ランキング4位に続き、彼女たちの現在の勢いを感じさせる結果となった。

 洋楽ポップス/R&Bのスタンダート色を取り入れたデビューシングル『放課後ハイファイブ』から、よりJ-POP的ポピュラリティを強めた結果、初のオリコンTOP10入り(6位)という快挙を成し遂げた4thシングル『好きだ。』までの流れで、同年代のファンを多数獲得したリトグリ。続くアルバム『Colorful Monster』ではライブの盛り上げに最適な「全力REAL LIFE」、Chara作によるセクシーなR&Bナンバー「Feel Me」、切ないラブバラード「小さな恋が、終わった」などその音楽性の幅をさらに広め、グループとしての懐の深さをアピールすることに成功した。

 そんな自信作を提げて実施された全国ツアー。東京では昨年後半のEX THEATER ROPPONGI、TOKYO DOME CITY HALLに続く大箱での単独公演とあって、ステージ演出もかなり凝ったものが用意された。オープニングではリトグリ初のオリジナル曲「HARMONY」のサビの歌詞が、ステージ前に垂らされた紗幕に映し出される。続いて6人のシルエットが投影されると、客席の熱気は一気にヒートアップ。男性の声以上に女性(というよりも女子)の黄色い歓声が響きわたる中、メンバー6人のアカペラによるハーモニーが場内を包み込み、そのままバンドが加わる形で「HARMONY」からライブをスタートさせた。

 ワンマンライブでは必ずギター、ベース、ドラム、キーボードの生バンドを交えた編成でのパフォーマンスを披露するリトグリ。この日もベテランミュージシャンたちによる安定感の強い演奏をバックに、6人は気持ち良さそうな表情でそれぞれの歌声を響かせた。1年前はTSUTAYA O-EASTで単独ライブを行なっていたことを考えると、その倍以上あるキャパの会場を満員にし、広いステージを堂々と、自由自在に動き回りながら歌い踊る6人の姿からは早くも貫禄すら感じられた。

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 この日最初の見どころは、6曲目に訪れる。Charaが作詞作曲、サウンドプロデュースを手掛けた「Feel Me」でリトグリはアルバム同様に、実年齢以上のセクシーさ、気だるさが感じられるボーカルパフォーマンスを披露。続く「NO!NO!!NO!!!」ではステッキと椅子を取り入れたダンスで魅せる要素を強調し、グループとしての新たな可能性を提示した。特にこの2曲では、それまでの「全力のボーカルパフォーマンス」とはひと味違った、「(力の)抜き」の側面が感じられるボーカルが楽しむことができ、自分たちの歌をより自由自在に操ることができるようになったのでは?と驚かされた。

 その“抜き”の側面は、アルバムのハイライトである「小さな恋が、終わった」のパフォーマンスでも色濃く表れていた。オープニング同様、紗幕に歌詞が表示される中、ランプを手にしたメンバーが1人、また1人と登場し歌っていく様子からは、ある種神がかった清らかさが感じられ、鳥肌が立つ瞬間が何度もあったことは特筆しておきたい。続くゴスペラーズのカバー「永遠(とわ)に」でも、昨年12月に観たTOKYO DOME CITY HALLでのライブ(12月13日開催の『冬のガオフェス2015』)で聴いたときよりも肩の力が抜けた歌声を聴くことができたし、アルバムを境に彼女たちの意識面や技術面で大きな変化があったのではないだろうか。もしそれがアルバムでの成功による自信だとしたら、今回はそれが良い方向に作用したと言える。

     
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