嵐 櫻井翔の魅力は“優等生”だけではない 2016年は“兄貴キャラ”をいよいよ発揮か?

 嵐・櫻井翔が、メンバーの中では今年一番乗りとなる誕生日を先日1月25日に迎え、めでたく34歳となった。2016年に入り、これまでにないテイストのラブソング『復活LOVE』のリリース、定額音楽配信サービスで初の楽曲配信をスタート、コンサートで顔認証による本人確認を導入するとの知らせが飛び交うなど新たな動きを見せる嵐だが、櫻井個人としても2016年は新たな姿勢で活動する一年となるのではないか、と筆者は密かな期待を寄せている。

realsound-arashi.jpg
(C)タナカケンイチ

 最近の櫻井を見ていると、グループ内外での進行役はもちろんのこと、全体的なバランサーとしての役割を自然とこなす印象がある。グループのレギュラー番組である『VS嵐』(フジテレビ系)や『嵐にしやがれ』(日本テレビ系)では、番組の進行をスムーズに進めながら、ゲストやメンバーの空気を読み、緩急つけたトーク展開を行っている。これまでの櫻井は、司会であればスムーズに進行させる真面目な一面が多く見られた。最近では、ボケ・ツッコミ待ちに対しては的確な相槌を入れることができ、その場に必要なポジションを瞬時に察知し、自然とそのポジションを務めるといった柔軟な対応を見せることが増えたのである。特に嵐のメンバー5人で出演している番組については、他のメンバーへの信頼もあり、以前よりも力の抜けた自然体な姿を見ることが多くなったのではないだろうか。

 自然体といえば、今でこそ櫻井は「真面目」なイメージが強いかもしれないが、本来はヒップホップなどの音楽を好み、嵐の楽曲ではRap詞も手がける“Bボーイ”としての素質を持つ。プライベートでも“仲間”を大切にする兄貴肌で、アツく男らしい性格の持ち主だ。後輩との共演の際に少し垣間見ることのできる一面ではあったものの、番組でそのキャラクターに焦点があたることは少なかったように思う。

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「アーティスト分析」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる