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『Hey! Say! JUMP 9つのトビラが開くとき』インタビュー

Hey! Say! JUMPの知られざる苦悩の日々ーー彼らの軌跡を追った書籍の著者インタビュー

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 ジャニーズ・ウォッチャー田幸和歌子氏が、Hey!Say!JUMPの軌跡を追った書籍『Hey! Say! JUMP 9つのトビラが開くとき』が12月14日、アールズ出版より上梓された。2007年に結成されたHey! Say! JUMPは、史上最多の人数と平均年齢15歳というフレッシュなメンバーで話題をさらったが、その若さやデビュー時の恵まれた環境から、「エリート」や「温室育ち」などと言われた時期もあった。知られざる困難や苦悩を乗り越え、大飛躍を遂げようとしている彼らの成長ヒストリーを描いた今作は、長年のファンは当時を思い出し、最近彼らに興味を持った方々には、入門書のようにお楽しみいただけるのではないだろうか。今回リアルサウンドでは、著者である田幸氏へインタビューを行い、改めてHey! Say! JUMPメンバーの魅力、そして今後に寄せる期待などを、熱く語ってもらった。(佐藤結衣)

“伊野尾革命”に大ブレイクの予感

――本作は、まさにHey!Say!JUMPを知る上でのバイブルという形ですね。

田幸和歌子(以下、田幸):ありがとうございます。もともとJUMPって、メンバーが若かったことから、デビュー当時のファンも女子小中学生がほとんどでした。なんとなく大人が入っちゃいけないところっていう感じがあったんですよ。なので、こうしたまとまった情報というのは意外と少なかったんじゃないでしょうか。

――長年のファンからしたら「そうそう」と振り返ることができますし、新しいファンには「こんなことがあったのか」と、より深く知ることができる一冊だと思います。

田幸:彼らはまだまだ若いですが、デビュー歴でいうと再来年で10年目。それぞれが今日まで抱えてきた苦悩や焦り、過去にあったメンバー間の確執など、かつては触れられなかったことが、少しずつ語られるようになってきましたよね。「JUMPもそういう年齢になったのか」という印象です。

――しかし、いきなり“伊野尾革命”という項目から始まっていたのには、驚きました。

田幸:そこは旬の話題なので(笑)。当初は、時系列で、デビュー当時からの流れを追っていく形式でまとめていこうという案もあったんですが、今JUMPに波が来ていることを示すには、まずここから語らなければと思いまして。

――伊野尾慧さんが『24時間テレビ』などで、嵐やV6といった先輩ジャニーズとからんだことで、一気に注目を集めたんですよね。

田幸:はい、もうJUMPファンからしたら、大事件でしたよ。伊野尾さんは、学業優先だったこともあり、9人いるメンバーの中でも、これまで露出も少なめでどちらかというと目立たないポジションにいました。でも、ファンはそこを愛していたんです。わずかな出番の中から、自分だけが発見する喜びがあるというか。それが、ドンと前に出たので、「キテる、キテるぞ」と。まさしく“革命”だと沸いたわけです。

――明らかに風向きが変わってきていると?

田幸:私個人の肌感覚ですが、未だかつてないほどコンサートチケットが取りにくくなりましたし、CDも完売していて買えないという声もあちこちで聞きます。ライブDVD『Hey! Say! JUMP LIVE TOUR2015 JUMPing CARnival』は発売が発表された当日にあちこちのネットで予約終了になっていましたし。

――これも伊野尾革命のおかげ?

田幸:そうですね。JUMPはデビュー当時の子どものイメージが強いのと、ジャニーズど真ん中のキラキラ感が先行していたんですよね。この2~3年は「ジャニーズらしからぬ」という謳い文句のもと、他のグループが多く取り沙汰されていて、「もうJUMPのようなアイドルの王道グループは時代的に合わないんじゃないか」とさえ言われていました。その中で、伊野尾さんのキャラクターは、これまでJUMPになかった魅力だったので、見事にみんなが食いついたんだと思います。伊野尾さんの好感度が上がっていくのと同時に、グループの知名度がグンと上がって勢いづいたのは、ちょっと意外でしたね。こういう形で、グループって売れていくんだなって。

――ファンにとっても、予想外の展開だったわけですか。

田幸:そうだと思います。ジャニーズファンは愛情を持って、メンバーのスキル面をよく分析しているんです。「歌がうまいのは○○」「演技なら○○」というように。その中で、しのぎを削って、誰が上にいくかって見ているんですよね。でも、伊野尾さんがバラエティで注目されたのって、いわゆる「トークが上手」とか「MC力がある」というところとはまた違った形でしたね。

――スキルというよりもキャラクターとして愛される存在になったということですね。

田幸:はい。そして、それが一番強いことだと思いました。JUMPファンの間では今年の夏前くらいまで「どうしたらJUMPってもっと売れるのか?」という会議がネット上などの
あちこちでなされていたんですよ。その結論が出ないまま、予想外のところから火がついたという印象です。

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