Hey! Say! JUMP、多人数グループとしての新たな試み シャッフルユニットは何を生み出す?

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Hey! Say! JUMP

 Hey! Say! JUMPが4月29日にリリースした新シングル『Chau♯ / 我 I Need You』。その通常盤/初回プレスのDVDに収録された特典映像「ジャンジャン答えて!!ジャン!ジャン!JUMQ」にて、グループ内ユニットの発足が発表され、ファンの間で話題となっている。

 特典映像では、メンバーが「グー」「チョキ」「パー」のパネルで3つのユニットに分けられ、クイズに正解したユニットには次回のアルバムでMVが制作されるという。ユニットは、有岡大貴、八乙女光、薮宏太の3人組と、山田涼介、岡本圭人の2人組、知念侑李、中島裕翔、髙木雄也、伊野尾慧の4人組に分けられ、ゲームに勝利したのは先の3人組。また、ほかのユニットもそれぞれオリジナルの楽曲などを披露する予定だ。

 Hey! Say! JUMPにはもともと、年少組のHey! Say! 7と年長組のHey! Say! BESTというユニットが存在していたが、今回のようにランダムにユニットを組むのは初めて。ジャニーズの動向に詳しい芸能ライターの佐藤結衣氏は、この試みの狙いを次のように分析する。

「JUMPは最近、個々のメンバーのキャラクターをアピールしていく傾向がありましたが、今回の試みではランダムにメンバーをシャッフルすることによって、グループ間に新たな関係性を築き、それ自体をエンターテイメントとして見せていこうとしているのではないでしょうか。ジャニーズのグループは結成からある程度の期間が経つと“このメンバーとこのメンバーが仲良し”という関係性が固定化され、それがファンにも共有されていきます。今回、それとは敢えて異なる関係性を見せようというのは、実はかなり実験的な試みなのではないでしょうか。実際、今回の組み合わせに対し、山田涼介は『(岡本)圭人とふたりで何をしていいのかわからない』といった趣旨の発言をしていて、メンバーにとってもかなり新鮮な試みであることが伺えます。しかし一方で、ランダムに結成されたユニットだからこそ、プロデュース側があまり手を加えずに、メンバーが自主的に方向性を決定できるという自由度の高さもあり、ファンから見ればその“手作り感”こそが魅力に映るはず。偶然性を取り入れたこの試みは、ジャニーズ全体にとっても新たな発見となるかもしれません」

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