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Sexy Zoneが冠番組を持たない理由とは? グループの特性から読み解く

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太田省一
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(C)タナカケンイチ

 ジャニーズWESTによる『ドヨルの妄想族』、Kis-My-Ft2の『キスマイBUSAIKU!?』、Hey! Say! JUMPの『いただきハイジャンプ』やA.B.C-Zの『ABChanZoo』と、ジャニーズの若手グループたちが次々と地上波の冠番組を持つようになっている。

 そんなデビュー済の若手グループで、Sezy Zoneだけが唯一、冠番組を持っていないグループなのだ。彼らはこれまで、CS放送の『Sexy Zone CHANNEL』(フジテレビONE/TWO/NEXT)のみで、こちらも放送が終了しているという状況。3人体制へ移行するのか、それとも5人体制を継続するのか、といった変化が起こっているため、冠番組で体制を明示することで、ファンの動揺を誘うことは避けたいのかもしれない。この現状を、ジャニーズに詳しい識者はどう捉えているのだろうか。『中居正広という生き方』『紅白歌合戦と日本人』の著者で、リアルサウンドで『ジャニーズとテレビ史』を連載に持つ社会学者の太田省一氏はこう解説する。

「『Sexy Zone CHANNEL』は、NOTTVの配信を含め、有料ユーザーしかみることが出来ない番組だったため、地上波の番組とは違い、新規ファンの獲得には不利だった面があることは否めません。番組自体は『KAT-TUNのタメになる旅!』に近く、スタッフが楽屋に入っていってメンバーをいじったりしながら、メンバーがさまざまな企画に挑戦するというものでした。マリウス葉はその乙女チックなキャラクターでファンを喜ばせ、中島健人や菊池風磨の年長組はそれぞれのスタイルで他のメンバーをすばやく的確にツッコんだり、いじったりしていました。さらに佐藤勝利は発展途上ながらもトークに可愛らしさを出し、企画にもピュアに全力投球することでファンの胸を打っていたほか、松島聡はマイペースな姿勢で視聴者やメンバーを和ませていました。企画によってはそれがうまくハマっていたため、個々の魅力が出ていなかったわけではないのですが……」

 続けて、Sexy Zoneの立ち位置が、他のグループとは違った異質な存在であることも、冠番組を持たない要因ではないかと読み解く。

「地上波のバラエティとジャニーズ冠番組の関わりに関しては、“SMAP以降”というべき歴史があり、メンバーそれぞれの素を見せて、身近な親しい存在としてキャラクターを認知してもらうことが一般化しています。そこにKis-My-Ft2やHey! Say! JUMPなどはハマったのですが、Sexy Zoneの場合は5人それぞれがかつてのジャニーズアイドルに強かったような王子様的なファンタジー感があり、事務所としても楽曲や演出などで、そういった特徴を引き立たせようとしています。彼らのようなグループが大きくブレイクすれば、SMAP以降の流れにも変化があるのではと期待しているのですが、バラエティ番組側からすると、現状でジャニーズタレントに求めることと乖離しているため、どう演出するのかが難しい面もあるのだろうと思います」

     
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