Dorothy Little Happy、卒業ライブでメンバー同士バトル 現場のファンはどう受け止めたか?

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 Dorothy Little Happy(以下ドロシー)が、7月12日に中野サンプラザで行ったライブのアンコールにおいて、メンバー同士が激しいやりとりを交わし、話題となっている。

 『Live Tour 2015 5th Anniversary ~just move on~』として、グループ過去最大キャパシティである中野サンプラザで行われたこの日の公演は、グループ5周年記念公演であるとともに、秋元瑠海、富永美杜、早坂香美の3人の卒業公演でもあった。

 私が、ドロシーを初めて観たのは2014年8月2日に開催された『TOKYO IDOL FESTIVAL 2014』のSMILE GARDENでのライブだった。SMILE GARDENは野外にある無料の開放的なステージで、ここでベストパフォーマンスを見せると、多くのアイドルファンを獲得出来るとも言われている登竜門的な場所でもある。夜も更けこむ頃、ステージの照明に照らされながら踊るドロシーの5人のパフォーマンスと、「恋は走り出した」「デモサヨナラ」といった王道のアイドルチューンに惚れ込んだのがファンになったきっかけだった。最近では3月にZeppブルーシアター六本木で行われた『5th Anniversary Year Live2015』を観に行き、やはり感銘を受けた。歌唱力や、1人ひとりのパフォーマンス性はもちろん、曲のシチュエーションによって顔の表情を変えるその様は、トップクラスのアイドルだと思わせるほど素晴らしかった。3人の卒業は、さらに大きな会場である日本武道館での公演や、前作のクオリティーを超える3rdアルバムを期待していた矢先に発表された。

 当日、事態が起こったのはアンコールのMCでのこと。「Dorothy Little Happyの富永美杜です。私はこの名前に何度も救われてきました」。富永は身体を震わせながら、すすり泣く声で喋り出し、挨拶が終わると膝から崩れ落ち、うつむき泣き続ける。その姿は今まで見てきた富永のアイドル像とはかけ離れており、生々しい現実を突きつけられたような気がした。

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